プログラミング教育が注目されている昨今、子ども向けのプログラミング教材が次々と発売されています。
プログラミングを学べる通信教育も充実してきていますが、多彩なコースが用意されている分、どれを選んだらよいか迷うパパママも多いのではないでしょうか。
今回紹介するZ会のプログラミング通信教育にも複数のコースがあります。
この記事では同じ「ロボットプログラミング」の要素を持つLEGO(レゴ)とsonyの「KOOV(クーブ)」コースの違いに焦点を当ててご紹介していきます。
公式サイト
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もくじ
Z会プログラミング講座、通信教育の特徴
まず、Z会プログラミング教育の特徴についてざっくりご紹介します。
Z会ではプログラミングそのものではなく、プログラミングを通した知識活用力を育てることを目標とし、講座を開催しています。
というのも、プログラミングの世界では技術の進化速度が非常に早く1年たつだけでも仕様がガラッと変わってしまうことがざらにあるからです。
今の小学生が現在のプログラミング技術を学んだとしても、社会に出るころにこの技術が廃れてしまっている可能性は大です。
そこでZ会ではプログラミングを通して「主体性」「協働性」「多様性」などを学べるカリキュラムを用意しているというわけです。
Z会の通信教育では、以下の3つのプログラミングコースから好きなものを選べます。どれも自宅で学べるので、近くに教室がなくても安心です。
- Z会プログラミングはじめてみる講座
- Z会プログラミング講座 みらいwith ソニー・グローバルエデュケーション(KOOV®)
- Z会プログラミング中学技術活用力講座 教科実践編
1.は初心者向けの短期講座、5.は小学校高学年から中学生までの「情報活用力」を育成する講座となります。
またZ会は小学生向けの総合通信教育コースを展開していますが、その中にはプログラミング学習ができるデジタル教材「「プログラミング学習 Z-pro」が含まれています。
この記事では、主に2~5と「プログラミング学習 Z-pro」について解説します。
みらい講座はソニーのKOOVでロボットプログラミング
教材(KOOV)の特徴について
みらいWithソニー・グローバルエディケーションでは、KOOVと呼ばれるロボットプログラミング学習キットを使います。
四角いブロックをパズルのように組み合わせていくKOOV。形はアーテックというおもちゃに似ていますが、半透明でカラフルなデザインはKOOVならではの特徴です。
完成品はキラキラしてアクセサリーのように綺麗なので、女の子にとっても魅力的と言われています。
なお、KOOVは7色7種類。レゴほどブロックの種類は多くありません。
メリットとしては、誰でも扱いやすく、外したり組み合わせたりする基本動作が簡単です。
対象年齢について
みらい講座(KOOV)→小学1年生~4年生
どちらも推奨年齢ではありますが、LEGOの方がやや年齢層が高いです。
※KOOV版はスタンダード1の推奨年齢を紹介しています。上位クラスのスタンダード2は小学2~5年(スタンダード1の修了生対象)、スタンダード3(スタンダード2の修了生対象)は小学3~6年向けです。
テキストについて
内容が平素で見やすいKOOV版「みらいワーク」
公式ホームページでは教材の見本を見ることができますよ。
でも、保護者世代としては仕事で扱う機会がなければプログラミングの知識なんてありませんよね。
そんな時は「お子さんの質問に答えられる補足説明や、子どもへのかかわり方(褒めどころなど)を書いた「保護者用ガイド」を活用してください。
カリキュラムについて
みらいwith ソニー・グローバルエデュケーション→スタンダード1~3まで各1年12回
スタンダード1~スタンダード3まで3年をかけてレベルアップしていく形になります。
学習時間目安は1か月あたり約4時間。ワーク学習約30分→プログラミング学習約180分→課題解決と作品の共有に約30分という構成です。
また、年2回「みらい創造力プログラミング診断テスト」という学習定着度を測るテストがあります。
【モンスターボール作ってみた】#Z会 #プログラミング勉強中 #koov #習い事 pic.twitter.com/2Lj6yZaOgx
— ほーむず めこ│子どもたちプログラミング学習中 (@holmes_meko) January 12, 2023
Z会プログラミング講座のコースと月謝・教材費
【KOOV】Z会プログラミング講座 みらい with ソニー・グローバルエデュケーション
- ソニーのプログラミング教材「KOOV」を使用。
- 教科の枠を超えた思考力・プログラミング的思考を学ぶ。
- これからの時代を生き抜くために必要な力=”みらい創造力”を身につけ、答えのない問いに立ち向かい、解決できる人になることをめざします。
対象年齢 | 小1~小3 |
---|---|
月謝 | 4,400円 *一括年払いの場合:44,880円(1ヵ月あたり3,740円) |
教材 | KOOVアドバンスキット:47,271円(8/31まで、以後:52,272円) |
回数 | スタンダード1:12回(1年) スタンダード2:12回(1年) スタンダード3:12回(1年) *教材は3年間KOOVアドバンスキットを使用 |
その他 | 別途iPadもしくはパソコンが必要 |
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まとめ
まとめて見ると、向き不向きを判断するポイントは以下のような点になるでしょう。
みらいwith ソニー・グローバルエデュケーション
- 複雑なブロック遊びは不向き、あまり経験がない子
- 低学年からじっくりプログラミングを学びたい子
- 忙しく、できるだけ1回の学習を短時間で終わらせたい子
※これはあくまで講座の特徴をまとめたものです。実際お子さんに向いているかどうかは、体験サイトや体験教室などを試したうえでご判断ください。
ロボットの通信教育を受講するにあたって気になるのが初期費用、ロボット教材はまあまあいい値段しますからね。
できれば教材を購入したくないな、って方におすすめなのがKOOVパートナープログラミング教室。
具体的には大手学習塾「トライ」「アクシス」など。通学する手間はかかりますが教材はレンタルなので料金面だけを考えた場合、通信教育よりお値打ち。
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With Scratchコースについて
こちらは、LEGOやKOOVと違い、ロボットを作るコースではありません。
パソコンやタブレットの中でプログラムを組み、ゲームなどを作っていくのが主な学習方法になります。
このコースではScratchという無料で使えるプログラミングサービスを使っていくので、KOOVやLEGOのような教材購入費用が掛からないのがメリットです。
月額受講料自体もLEGO,KOOVにくらべて安いです。
インターネットにつながるパソコンとタブレットがあれば学習可能なコースになっています。対象学年は小学1~6年生です。
「プログラミング学習 Z-pro」について
Z会の小学生コース、小学生タブレットコースを受講している方は、特別な申込や追加費用無しで「プログラミング学習 Z-pro」というデジタル教材を利用できます。
こちらは、小学校1~6年生までが対象です。学習時間の目安は1回15分、配信予定は年4回となっています。
有料講座までは…と考えている人は、まずこちらの無料教材を試してみると良いでしょう。
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