通信教育大手進研ゼミの小学講座には、今大注目を浴びているプログラミング教材も含まれています。小学講座のベーシックカリキュラムには、プログラミング教材が最初から付いているのです。
一方で進研ゼミには、有料オプションを申し込むと利用できる「プログラミング講座」も用意されています。さらには、プログラミングで作品作りができる「かがく組」というオプション講座も…。
多彩なコースが用意されているのはありがたいですが、イマイチ違いが分かりにくいですよね。
そんな人の為に、この記事では進研ゼミで受講できるプログラミング講座の違いについてご紹介します。
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もくじ
無料版(追加料金なし)と有料オプションプログラミング教材の違いを比較
では早速、無料版と有料オプション講座の違いを比較してみましょう。
無料版「プログラミングワールド」 | 有料オプション「プログラミング講座」 | 有料オプション「かがく組」の「イマクリ」 | |
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価格(税込み) | 追加料金0円 | 毎月払い 3,480円/月 6ヶ月払い 3,300円/月 1年払い 2,900円/月 | 小学3年生 1,027 円/月 小学4年生 1,497 円/月 |
学習目的 | 「プログラミング的思考」の基本学習 | 学校教育を超えた「プログラミング的思考」の習得 | プログラミングの基礎に触れる |
教材量 | 約3か月に1回 | 1ヶ月に14レッスン+自由プログラミング | 小学3年生 1年に3回 小学4年生 毎月 |
対応学年 | 小学1~6年生 | 小学1~6年生 | プログラミング教材がついてくるのは小学3,4年生 |
学習方法 | アプリ内の問題を繰り返し解く | 授業とブロックプログラミング(Scratch) | テーマ作品を作る |
教具 | チャレンジタッチの受講者向け「専用コントローラー」 | ||
解約の手続き | 退会希望月号の前月1日(小学講座全体) | 退会希望月の前月10日 | 届く号の前月15日 |
*表は公式ホームページの情報をまとめたものです。
通常の小学講座に含まれているプログラミング教材(追加料金なし)
進研ゼミの小学講座には、もともと「プログラミングワールド」というアプリがついています。「チャレンジワールド」は小学講座の基本コースに含まれているため、追加料金0円で利用できます。
なお、「プログラミングワールド」は、チャレンジ(テキスト型)コースでもチャレンジタッチ(専用タブレット型)コースでも利用できます。
【注意点】
- チャレンジコース利用者の場合、小学1,2年生はテキストによる学習になります。
3年生以上の場合、「チャレンジウェブ」という会員向けサイトから「プログラミングワールド」を利用することになります。 - チャレンジタッチコース利用者は1~6年までアプリを使ってプログラミング学習をします。
つまり小学1,2年生については、チャレンジコースとチャレンジタッチコースで教材内容が異なるのです。
チャレンジコースでは、ゲームや漫画、読み物でプログラミング学習を行っていくことになります。一般的な「自分でプログラムを組んでゲームを作ったりする」内容とは異なってきます。
3年生以降はチャレンジもチャレンジタッチも教材内容は変わりません。ただしチャレンジコースの受講者は、チャレンジウェブからプログラミングワールドを利用することになります。
つまり、ネットにつながるパソコンが必要になります。携帯電話やゲーム機からチャレンジウェブは利用できないので注意してください。
なお、チャレンジタッチの利用者は専用タブレットからもプログラミングワールドを利用できます。
有料オプションのプログラミング講座
進研ゼミ小学講座では、追加料金を払うことで基本のカリキュラムにオプション講座を追加することができます。オプション講座でプログラミングを学ぶコースには、「プログラミング講座」と「かがく組」があります。
「プログラミング講座」は名前の通り、プログラミングが主体の講座です。
一方の「かがく組」は、観察や実験などを通して社会・理科への知的好奇心を高めていく講座です。
この「かがく組」のカリキュラム内には「イマクリ」というウェブコンテンツが含まれており、ここでプログラミング学習ができます。
無料版の「プログラミングワールド」に比べて、「プログラミング講座」の学習量は豊富です。
学習目的も「学校教育を超えるもの」に設定されている分「プログラミングワールド」よりも難易度が高くなっているようですが、その分コンテンツ量も豊富です。
動画でプログラミングの内容を学習した後は、実際に手を動かしてプログラムを組んでいきます。無料版では満足できない、もっと深くプログラミングを学びたいという子供向けの内容ですね。
「かがく組」内の「イマクリ」では、小学3,4年生のコースでプログラミング学習ができます。「かがく組」はプログラミングスキルを学んだ後、テーマに合う作品を自由に作成する点が特徴です。
出来上がった作品は、「みんなのイマクリ」に投稿して他の学習者と共有していきます。
【注意点】
有料オプション講座は、1ヶ月のみの利用はできません。
また、「かがく組」は小学2~4年までが対象ですが、2年バージョンではプログラミング学習はできないので注意してください。
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進研ゼミプログラミング教材についての口コミ
進研ゼミプログラミング教材について、口コミを調べてみました。
無料版の「プログラミングワールド」に対する評価はかなり高いようです。一般的なプログラミングだけでなく、情報「無料でこれだけできるなら十分」「ゲーム感覚で楽しく学べる」という口コミを発見できました。
やはり追加料金0というところが、保護者の気持ちをがっつりつかんでいるようですね。
一方で、約3か月に1回というコンテンツ頻度に、やや物足りなさを感じるユーザーもいるようです。
「プログラミングワールド」の内容は、プログラミングそのものというよりも、ゲーム感覚でプログラミング思考を学ぶもの。敷居は低いですが、簡単すぎるという声も。
「プログラミング講座」は有料ではありますが、「安い」という口コミがありました。
実際プログラミングスクールに通うことを考えれば、格安と言えるでしょう。1年払いだと、1ヶ月3,000円を切りますね。
プログラミングを全く知らない状態からでも学べることに好感を持っている口コミも見られました。
一方で、「プログラミングワールド」とは反対に難しいという声も。
プログラミング講座で扱うのはスクラッチというブロックプログラミング言語です。ブロックの組み合わせでプログラミングができるので扱い自体は簡単ですが、少し手の込んだものを作ろうとすると大人でも難しい一面があります。
なおスクラッチは、進研ゼミ固有のものではなく、誰でも無料で使うことができます。
進研ゼミの「プログラミング講座」に申し込む前に、一度本家スクラッチの操作画面などを見に行ってみても良いと思います。
また「プログラミング講座」の公式ページには、教材の無料体験コーナーがあるので、こちらでどんな教材なのか、自分の子供のレベルにあっているのかを確かめてみてはどうでしょうか。
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