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算数の文章問題が苦手な原因と解き方のコツ

文章問題が苦手

算数が小学生の苦手な科目1位ということをご存じでしょうか。学研が2013年に行なった調査では、調査対象の小学生のうち22.9%が算数が苦手だと答えています。

算数が苦手な子供のうち、計算問題は得意だが文章問題が苦手な子供が多いことは想像に難くないでしょう。では、なぜ文章問題が苦手なのでしょうか。

本日の記事では、子供が文章問題が苦手な原因と解き方のコツについて説明していきたいと思います。

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算数の文章問題を解くために必要な4つの力

算数 文章題 式が立てられない

2006年に上越教育大学が行なった研究によると、子供が算数の文章問題が苦手な原因の一つとして、文章題内の「数量関係の把握ができない」という原因があります。

「数量関係の把握ができない」ということをもう少し詳しく分解してみると、次の4つの力が不足していることが原因で把握ができていないことがわかります。

  • 問題を正しく読み取る力
  • 読み取った場面をイメージする力
  • イメージした場面を数式に落とし込む力
  • 数式を正しく計算する力

問題を正しく読み取る力

文章問題が難しい、小6

まずは「問題を正しく読み取る力」について詳しく見ていきましょう。

文章題は、正しい答えを導き出すためには、まず最初にその文章を正しく読み取る力、つまり読解力が重要になります。

読解力は文章をたくさん読むことで身に付けることができます。読書と言っても難解で長い本を読むのではなく、絵本や漫画などの短い文章でも良いでしょう。まずは文章を読むことに慣れることから始めることが大切です。

文章に慣れてきたら、次は主語と述語を意識し、「誰が何をした」かを意識することで頭の中が整理しやすくなります。

わたしが見てきた中で、文章題が苦手な子供は読解力が不足していることがとても多かったです。読解力は勉強の基礎であり、この後に出てくる「イメージした場面を数式に落とし込む力」にも通ずるので小さいうちから必ず身につけておきたい力のひとつです。

読み取った場面をイメージする力

小学4年生 算数 文章問題難しい

次に「読み取った場面をイメージする力」についてです。一言で言い換えると、「文を絵として捉える力」です。正しく読み取った場面を整理するために、場面をイメージする力がとても重要になります。

学年が上がるにつれて文章問題は長くなり、複雑化します。登場人物が増え、条件(順位、速さ、個数など)もややこしくなるため、文章を絵または簡略図などで表現できると頭の中が整理でき、数式に落とし込みやすくなります。

「読み取った場面をイメージする力」を伸ばすには、子供に文章を読んで感じたことをそのまま絵にしてもらうようにすると良いでしょう。算数の問題を解くための絵を描くというよりも、まずはお絵描きをするという感じで気楽に始めてみると良いと思います。

この時も主語と述語を意識するように「誰が何をした」かを意識することで、絵で状況が整理しやすくなります。

「問題を正しく読み取る力」、「読み取った場面をイメージする力」が身に付いたら、あとは正しい数式に落とし込めれば、文章題はほぼ解けたと言っても過言ではないでしょう。

イメージした場面を数式に落とし込む力

算数文章題、おすすめ問題集を解く

では、「イメージした場面を数式に落とし込む力」はどのように身につければ良いのかを見ていきたいと思います。

数式とは算数における言語であるため、数式の意味を理解することが重要になります。まずは数式がどのような時に使うかを正しく覚えましょう。

例えば、割り算は何かを分ける時に使うなど、場面と併せて覚えることでより深く数式を理解することができます。正しく理解するということは、自分の言葉で説明ができるということです。そのため、子供が使用した数式に対してなぜそれを使ったかを言葉で説明してもらうと良いでしょう。

例えば、12÷4と子供が書いた場合、「12個の物を4人で分けるから割り算を使った」などと説明できれば、正しく数式を理解していることになります。

数式を正しく計算する力

 算数 文章問題 2年生

最後に「数式を正しく計算する力」についてです。計算力は、どんな算数の問題においても大事な力です。せっかく文章を正しく読み取ることができ、絵に落とし込み、正しい数式に落とし込んでも最後に計算ミスをしてしまうのは非常にもったいないですよね。計算力は繰り返すことで必ず身に付くので、計算ドリルや簡単なクイズなどで毎日コツコツと鍛えると良いでしょう。

頭の体操のような感じで、日常的に簡単にできる計算力の鍛え方を一つ紹介します。車のナンバープレートを使った方法です(これを行う際には、必ず周りの安全に十分配慮してから行うようにしてください)。四則演算(+-÷×)のどれをテーマにするかまず決めます。

例えば今日のテーマが「足す」である場合、目に入ったナンバープレートの数字を全て足して行きます。一桁ずつの足し算が簡単すぎる場合は、二桁ずつ行なっても良いでしょう。これを子供の時から行なっているからか、わたしは大人になってもナンバープレートを見ると割り算を頭の中でしてしまいます。

四桁の見慣れない数字を割り切れる数が見つかった時は、ちょっとした達成感を味わうこともできるので、皆さんもぜひ身近な数字を使って頭の中で計算してみてください。

「算数の文章問題が苦手な原因と解き方のコツ」まとめ

難しいから算数が苦手な小学3年生

いかがだったでしょうか。文章題が苦手な原因は見つかりましたでしょうか。

今日紹介した原因と対処法以外に、わたしの個人的な体験として、「ドラえもん学習シリーズ」という漫画がとてもおすすめです。小さい頃から読んでいたおかげで、文章を読むことに対する抵抗が減りました。

文章問題を絵として正しくイメージでき、どのような数式を使えば良いのかを学ぶことができたため、文章門題、さらには算数に対して苦手意識を抱いたことはとても少なかったです。

文章門題に対する苦手意識を少しでも減らし、算数が楽しくなり、更には学校生活もより楽しくなると良いですね!

【参考文献】
算数の問題における絵図を用いた解決過程についての研究
https://www.juen.ac.jp/math/journal/files/vol21/motiduki06.pdf

この記事を書いたのは

大学の先生

あっくんパパ
2児の父
京都大学大学院修了
博士(工学)