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児童労働問題の現状と原因、私たちにできることは何か?

児童労働問題

みなさんは児童労働問題についてご存知でしょうか?

この記事では海外を中心に発生している児童労働問題についてご紹介させていただきたいと思います。

そもそも児童労働問題って?

児童労働問題

まず、そもそも児童労働問題とはどういう問題でしょうか?

日本国内のNPO法人ACE(https://acejapan.org/)によると、その定義は「義務教育を妨げる労働や法律で禁止されている18歳未満の危険・有害な労働のこと」だそうです。

2020年のこの時代に子供が無理やり働かされているなんて存在するの、と思うかもしれません。

しかしながら、まだまだ世界中にはこのような状況が存在しているのが実情です。

驚くべきことにこのような児童労働を行っている子供は世界中に1億5200万人(国際労働機関2017年発表推計)いるといわれており、世界の子ども10人に1人が児童労働をしているとされています。

国際条約の定義では、15歳未満(途上国は14歳未満)、つまり義務教育を受けるべき年齢の子どもが教育を受けずに大人と同じように働くことと、18歳未満の危険で有害な労働を「児童労働」として問題提議しています。

ここで注意して欲しいのですが、15歳未満のみなさんも家のお手伝いをしたり、学校にちゃんと通いながら放課後や休みの日に家業を手伝ったりすることがあるかもしれませんが、それは児童労働とは言いません。

「児童労働」とは、子どもの教育や健康的な成長を妨げる、法律で禁止されている子どもの労働ということになります。

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児童労働問題はどこで起こっている?

子供の強制労働

ではこのような児童労働問題はどの国で最も問題となっているのでしょうか?

過去の統計データによると、2013年のデータによると地域別で見た場合、最も多いのがサハラ以南のアフリカ地域で、次に多いのがアジア・太平洋地域位になります。

アジア・太平洋地域は次第に改善している一方で、アフリカは徐々に悪化しているとされています。

では日本のような先進国では全く存在しないのかと言うと実はそんなこともありません 。

日本を含む高所得国でも200万人の児童労働者が存在するとされています。

児童労働問題はなぜ起こる?

現状と原因

次に、児童労働問題はなぜ起こるのか考えてみましょう。

子供が労働者として使われてしまう主な理由は、子供たちが大人の何倍も安く使えることです。

これはほとんどの子供たちが労働組合の援助を受けることができなかったり、大人が怖くて労働環境改善のための不満や文句を言えないことが原因であると考えられています。

このような搾取構造が起こってしまう最も根本的な原因は貧困にあるといえます。

特に農村部に児童労働問題は多いのですが、家族を養うために子供たちが都会に出稼ぎに行くということが多いそうです。

このような子供たちは都会で頼る人がいないため、孤立化しやすかったり、また十分な教育を受けていないため搾取されてしまうケースが多いとされています。

児童労働問題を解決するためには?

ロボットと戦う子供

では、このような児童労働問題を解決するためにはどうすれば良いのでしょうか?

児童労働問題を根本的に解決するためには、大きく分けて3つの方法があると考えられています。

子どもを守る法律や政策を改善・強化

1つ目は、児童を守る法律や政策を改善・強化することです。

児童労働問題が大きい地域というのはこのような法律がきちんと遵守されていなかったりすることが多いです。

社会全体の児童労働に対する認識を向上

2つ目は、社会全体の児童労働に対する認識を向上させることです。

児童労働問題が深刻化している地域では、児童労働自体が日常的にありふれたものとして捉えられている傾向があり、そもそも児童労働が違法であるという認識がないことが多いそうです。

まずは児童労働が問題であるという認識を持つことが非常に大切です。

教育の改善・普及

3つ目は、教育の改善・普及が挙げられます。

児童労働をしている子供たちは貧しい子供であることが多く、十分に行き届いていないことが多いです。

学校に行き知識を身につけることで、より良い環境に自分を置くことができます。

しかしながらこのような子供達は十分に教育を受けていないため児童労働から抜け出すことができないと考えられています。

解決するために私たちができること

問題解決に向けて私たちができることは何か?

では児童労働問題を解決するために日本に住む私たちができることは何があるのでしょうか?

実は、児童労働問題はグローバルな問題であるためもちろん日本に住む私たちにもできることはたくさんあります。

児童労働のない商品を買うこと

まず一つ目にできることは、児童労働のない商品を買うことです。

例えば、私たちが普段食べているチョコレートの元となるカカオ豆は児童労働の起こっている現場の一つであると考えられています。

このような「児童労働のない」カカオ豆を使ったチョコレートは日本各地で販売されています。

例えばチョコレートを買うときにこのような商品を買うだけでも児童労働問題の解決の手伝いになるでしょう。

児童労働を解決しようとしている活動に参加すること

2つ目にできることは、児童労働を解決しようとしているNGO・NPOの活動に参加することです。

日本には現在多数の児童労働問題解決のためのNGOやNPOが存在します。

これらの活動を知り、応援することで児童労働問題を解決することができるでしょう。

*NGOとNPOの違い。「NPO」は日本では一般的に地域や労働・子育てなど国内の課題に関することに取り組んでいる団体、「NGO」は開発・貧困・紛争など国際的な問題に取り組んで切る団体。

この記事を書いたのは

大学の先生

30代大学教員 アメリカ在住

京都大学大学院修了 博士(工学)