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MITとは?マサチューセッツ工科大学を調べてみた。

今回は小学生向けのプログラミング教室で数多く用いられている、Scratch(スクラッチ)と、それを開発したMIT(マサチューセッツ工科大学)についてお話しします。

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Scratch(スクラッチ)とは?

スクラッチScratchの画面。子供向けプログラミング

↑Scratch(スクラッチ)の画面↑

Scratch (スクラッチ) は、MITメディアラボが開発したプログラミング言語学習環境です。

子どもやプログラミング初心者であっても視覚的にプログラミングできる(ビジュアルプログラミング)というのが大きな特徴です。

通常、プログラミングというと、黒い画面に淡々と文字を打ち込んでいく姿を想像する方が多いと思います。

実際に、私の経験から言っても、プログラミングというのはそういう作業が大部分を占める地味な作業です。

しかし、Scratch(スクラッチ)の製作者はビジュアルプログラミングという特徴を生かし、子どもたちが可能な限り簡単に学習できるようにソフトをデザインしています。

具体的に説明すると、Scratch(スクラッチ)はブロックを組み合わせてプログラムできるようになっており、実際にコードを書く必要はありません。

これにより子どもたちは試行錯誤を繰り返しながら、楽しんでプログラミングをできるようになっています。

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MIT(マサチューセッツ工科大学)とは?

マサチューセッツ工科大学とは?

実は、Scratch(スクラッチ)は毎年多くのノーベル賞受賞者を排出するかの有名なMIT(マサチューセッツ工科大学)で開発されました。

MITのメディアラボという研究所に所属する幼児教育と情報工学に関する開発を多く手がけているミッチェル・レズニック教授のグループによって作成されました。

では、このMIT(マサチューセッツ工科大学)とはどのような大学なのでしょうか。早口言葉で例題としてよく出てきますので、もしかしたら名前ぐらいは聞いたことがあるという方がいるかもしれません。

今回の記事ではMIT(マサチューセッツ工科大学)がどういう大学なのかもう少し突っ込んで説明してみます。

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MIT(マサチューセッツ工科大学)は世界でもトップレベルの大学

MIT(マサチューセッツ工科大学)のロボット

MIT(マサチューセッツ工科大学)はアメリカ合衆国マサチューセッツ州ケンブリッジに位置しており、世界大学ランキング(QS World University Rankings)によると、7年連続で世界一の大学となっています。

日本で最もランクの高い東京大学ですが、2019年のランキングでは23位、京都大学は35位となっています。

もちろんどのランキングを見るかによって多少の変動はありますが、MIT(マサチューセッツ工科大学)はどのランキングを見ても常に上位に位置しています。

この結果から見ても明らかなように、世界でもトップレベルの大学であることが分かります。

先ほど述べたように、MIT(マサチューセッツ工科大学)に在籍したことのあるノーベル賞受賞者数もとても多く、81名と圧倒的な数字を誇っています。

日本人のノーベル賞受賞者数(自然科学分野)は全部で22人なので、MIT(マサチューセッツ工科大学)がどれだけすごい大学かわかるでしょう。

MIT(マサチューセッツ工科大学)はアメリカの大学なのですが、アメリカ人のこれまでのノーベル賞受賞者数は261人なので、アメリカ全体で見てもおよそ1/3の受賞者がMITに在籍したことになっています。

マサチューセッツ工科大学というだけあって、物理学や工学分野に非常に特化した大学です。ロボットコンテストやプログラミング分野では常に世界トップレベルを維持して、常に革新的な研究を発表しています。

ちなみに近くに位置するハーバード大学とは常に世界大学ランキングの1、2位を争うライバル関係でありますが、共同研究も多く行われています。

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MIT(マサチューセッツ工科大学)の著名な卒業生&関連した日本人

ロボット教室プログラミング教室で体験できるscratchスクラッチとは?

MITの著名な卒業生にはアポロ11号に登場した宇宙飛行士のバズ・オルドリンや、世界最大のパソコンメーカーの一つであるヒューレット・パッカード(HP)の創設者であるウィリアム・ヒューレットなど数え上げることが困難なほどです。

他にもMITに関連した日本人としては、ノーベル賞を受賞した利根川進教授や、タンジブル・ビットという新たな形のコンピュータを開発している石井裕教授、冒頭のScratch(スクラッチ)を開発したMITメディアラボの所長を努めた伊藤穰一所長などがいます。

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MIT(マサチューセッツ工科大学)に入学するには?

MITマサチューセッツ工科大学に入学するには?

もちろんこれだけ有名な大学ですから、入学するのは並大抵のことではありません。当然のように成績が優秀であり、尚且つ学力以外のプラスαで秀でている受験生が毎年集まります。

毎年約2万人が応募しますが、合格率はなんとたったの8%で、ある年の日本人入学者数は2名のみだったようです。

また学費も非常に高額で、1年間の学費が約520万円、生活費や寮費を含めると年間700万円近くかかるようです。これは日本の国立大学の年間学費のおよそ10倍となっています。

実際には、MIT(マサチューセッツ工科大学)の学生の多くが奨学金(日本の奨学金と異なり、返済のいらないもの)を受け取り、経済的な負担を軽くできるよう努力しているようです。このように世界的に非常に優秀な大学です。

入学が難しく、学費も高額ですが、MIT(マサチューセッツ工科大学)のような素晴らしい環境で勉学に励むことができるのはとても貴重な経験であり、価値のあることに間違いないですので、小学生のママ・パパは、ぜひ子供と共に目指してみてはいかがでしょうか。

*マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology)
公式サイト:https://web.mit.edu/

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この記事を書いたのは

大学の先生

30代大学教員 アメリカ在住

京都大学大学院修了 博士(工学)