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地球温暖化の原因と対策、子供にわかりやすく工学博士が解説します。

地球温暖化

太陽の熱は次第に増していくと考えられており、その熱のために地球はあと5億年くらいすると、生物が住むことのできない星になるといわれています。

しかし、実は人類の寿命はそれよりはるかに早く、あと数百年と予想する科学者も数多くいます。

その理由の一つが地球温暖化です。

地球温暖化がこのまま進むと、今の子ども世代にも大きな影響を与えることとなるといわれています。

今回は子どもにもわかるように地球温暖化を紹介したいと思います。ぜひ親子で読んでいただければと思います。

⇒レゴブロックが海洋プラスチックごみになったら?環境問題について。

地球温暖化とは?

子供向け地球温暖化をわかりやすく

地球温暖化は、その名のとおり地球が暖かくなっていくことですが、中でも人間の活動によって起こる温暖化が問題となっています。

それでは人間の活動によらない、自然におこる温暖化もあるのでしょうか?

地球が誕生してから46億年たちますが、地球は10万年ごとに暖かくなったり、冷たくなったりしてきたことがわかっています。

そのたびに海の高さは100メートル高くなったり、低くなったりしてきました。

たとえば、約7000年前の縄文時代は今よりも温暖な気候でした。

現代よりも2〜3度気温が高く、海の高さは3〜5メートルほど高かったと考えられています。

そのころの東京や大阪の多くは海の底でした。

それではどうして今、温暖化が問題になっているのでしょうか?

それは人間の活動によって、これまでとはくらべものにならないくらいの早さで温暖化が進んでいるからです。

これまでは1万年かけて4〜7℃上がっていたのに、最近はその10倍ものスピードで気温が上がっているのです。

地球が経験したこともないような急激な温暖化が進んでいるのです。

地球温暖化の原因はなに?

地球温暖化の原因とは?

地球のまわりの大気は温室効果ガスでおおわれています。

このおかげで地球は太陽からの熱を失うことなく、平均気温が約15℃に保たれています。

温室効果ガスがなくなったら、地球の気温はマイナス18℃になるといわれています。

地球にとって大切な温室効果ガスですが、近年、人間の活動によって温室効果ガスが増えすぎてしまい、地表から熱が放出されなくなってしまった。

これが地球温暖化の原因です。

温室効果ガスは何からできているの?

人間の活動によって増えた温室効果ガスの正体は二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、フロンガスです。

なかでも二酸化炭素が75%、メタンが15%をしめています。

二酸化炭素は石油や石炭を燃やすことなどで発生します。

二酸化炭素を吸収してくれる森林が減っていることも二酸化炭素の増加の原因となっています。

メタンは天然ガスを採掘するときに発生するほか、家畜のげっぷにも含まれています。

エアコン、テレビ、冷蔵庫などさまざまな電化製品や自動車が発明されて、わたしたちの生活は便利になりましたが、電化製品を使うには電気が必要です。

電気をつくるには石油や石炭を燃やします。自動車を動かすにはガソリンを燃やします。

こうしてどんどん二酸化炭素の排出量がふえていったのです。

人間の食料のために家畜を増やしてきましたが、それもメタンを増やす原因となっています。

地球温暖化が進むと未来はどうなるの?

地球温暖化が進むとどのようなことがおこるのでしょうか?

【気温が高くなります】

今よりも夏は猛暑となり、冬の寒い日が減ります。

【海の水が増えて、陸地が減ります】

南極や北極の氷がとけだして、海の水が増え、低い土地や小さな島は海に沈んでしまいます。

【動物や植物が減ってしまいます】

陸地が減ったり、気温が高くなることで、動物や植物が住む場所が失われてしまいます。

とくに氷の上や冷たい海に住む動物は生きていけなくなります。

【異常気象が増えます】

海が広がることで、気候が変わってしまいます。集中豪雨や大型台風が増えます。

反対に雨が減ったり、砂漠になる場所が出てきます。作物の収穫量も減少し、食料の確保がむずかしくなります。

【人間の健康がおびやかされます】

暑さで熱中症になる人が増えます。また、アフリカなど暑い地域だけで発生していた伝染病が、世界中に広がる可能性があります。

 

このように人間だけでなく動物や植物、農業、漁業への大きな影響が起こることが予想されます。

日本でも夏の猛暑が毎年つづいたり、洪水をおこすような集中豪雨や大型台風が増えるなど、すでに地球温暖化の影響が始まっています。

一方でアメリカ前大統領トランプ氏のように、温室効果ガスと地球温暖化の関係を信じない人もいます。

もちろん、複雑な自然現象の動きを完全に解明したり、予想することは困難です。

しかし、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)という専門家が地球温暖化の研究をあつめてとりまとめている国際機関では、地球温暖化の原因は人間の活動による原因と結論づけています。

また、地球温暖化の研究の第一人者である眞鍋淑郎さんは今年、ノーベル賞を受賞しました。

温室効果ガスの増加が地球温暖化を早めていることはまちがいないと言えるでしょう。

⇒ノーベル賞の賞金はいくら?研究者のお金事情を解説!

地球温暖化を防ぐための対策はあるの?

地球温暖化について考える小学生キッズ

地球温暖化を止めるには温室効果ガスを減らすしかありません。

世界中で温室効果ガスを減らす取り組みがおこなわれています。

再生可能エネルギーといわれる石油や石炭の燃焼にたよらない発電がおこなわれています。

ガソリンを使わない電気や水素で動く自動車の開発も進められています。

家畜のメタンガスを減らすために、肉以外からのたんぱく質をとる動きもあらわれています。

⇒再生可能エネルギーを子供にもわかりやすく解説。

わたしたちにできること

わたしたちにできること

わたしたちが生活の中で温室効果ガスを減らすためにできることもあります。

それは電気の使用量をおさえることです。

テレビやパソコンを見ないときには電源を消す。エアコンの設定温度をひかえめにする。近い場所に行くのに自動車を使わない。電気の使用をおさえる方法は身のまわりにもいろいろとあるはずです。

⇒SDGsのためにICTができることは何?具体例で解説します。

地球温暖化は子どもたちの未来の問題です

気候変動枠組条約締約国会議(COP)という、地球温暖化を防ぐために世界中の国があつまる会議が毎年行われています。

26回目の会議が11月にイギリスで行われ、岸田総理大臣が出席しました。

地球温暖化を防ぐという目標は同じですが、それぞれの国の産業や経済的豊かさの違いから、取り組み方には温度差があります。

日本も「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする」という高い目標を宣言しましたが、具体的な方法はこれからです。

スウェーデンのグレタさんは遅々として進まない地球温暖化対策に憤りを感じ、15歳の時にストライキを始めました。

その動きは世界中の若者に広がっています。

地球温暖化を止めるために残された時間は多くありません。大人も子どももいっしょに地球温暖化の対策を進めていかなければなりません。

【参考文献】
海洋研究開発機構「海と地球を学んじゃうコラム」https://www.jamstec.go.jp/sp2/column/03/
東京都環境局「東京作戦キッズ 地球の温暖化について考えよう!」https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/kids/climate/global_climate/what.html

⇒環境問題に関する記事はこちら。

この記事を書いたのは

大学の先生

あっ君パパ
30代
京都大学大学院修了
博士(工学)