⇒子供プログラミング教室おすすめ&安い

ペットの世界もテクノロジーがいっぱい。ペットテック市場が急成長。

ペットとテクノロジ―、ペットテック

ペットテックという言葉を聞いたことはあるでしょうか?

既にペットを飼っている方は興味を持つでしょうが、もしも今ペットを飼っていなくても、将来的にペットを飼いたいと考えている方にとっても重要なテクノロジーになるかもしれません。

関連ページネコにマタタビ反応の研究論文をわかりやすく解説。

ペットテックとは?

ペット関連のテクノロジーを紹介

ペットテックとは、皆さんの家族の一員である愛犬・愛猫やその他のペットを守るために、テクノロジーを利用したサービスや商品のことです。

アメリカは犬を飼育している世帯が約8,500万世帯、日本は約700万世帯とされており、ペットテックもアメリカが世界で先進国となっています。

そんなアメリカで流行っているペットテックを見てみましょう。

人気はハイテクな首輪

ペットテック市場が急拡大

まず、ペットテックでいちばん人気なのが首輪です。もちろんテクノロジーを使っているため、普通の首輪と異なる特徴がいくつかあります。

例えば、GPSトラッキング、Wi-Fiコネクト、アクティビティトラッキングなどです。GPSトラッキング機能は、ペットの現在位置を知ることができる機能で、万が一ペットが迷子になったときにペットを発見することができます。

ペットは現代ではもはや家族の一員であるため、そんなペットを万が一のときに発見できるのはとても嬉しい技術だと思います。

そんな家族の一員であるペットの体調管理をすることもペットテックの重要な役割の一つです。

アクティビティトラッキング機能で、ペットが十分な運動や休息をとれているかどうかを知ることができるので、健康な状態を保つことができます。

それからペットの周りの温度を測ることができるので、ペットがいる環境が暑すぎたり寒すぎたりしたりすると通知をくれるようにすることも可能です。

首輪タイプ以外にもいろいろな商品があります。例えば、ペットを見守りしてくれるカメラや、自分が買い物をしている最中にリードを木につなぐのではなく、ポータブルのケージにいれておくことで遠隔モニターや空調管理をすることが可能です。

それから他にも、お出かけ中に自動で餌を決まった時間に与えてくれる自動給餌器もペットテックの一つです。

犬や猫が迷子になったときに役立つマイクロチップ埋め込み

犬と猫にマイクロチップを埋め込む

ペットの首輪以外にも、ペットの体内にマイクロチップを埋め込むことが現在、日本の改正動物愛護法で検討されており、これもペットテックの一種とされています。

このマイクロチップにはペットの飼い主情報を記録しており、ペットが迷子になったときや保護されたときに飼い主を探すことができるというものです。

このようなペットの周囲に何らかのハードウェアをもたせる以外にもペットテックは活躍しています。

アメリカで人気のペットテックサービス

アメリカ、海外でも人気のテクノロジー

例えば、Roverというサービスはペットテックの成功サービスの一つとされています。Roverは2011年に開始したサービスで、ペットの預かりや、散歩、トリミングをして欲しい人としたい人をつなぐサービスです。

https://www.rover.com/

これらのサービスを提供することで、いくらかのお金を支払い、Roverはその手数料をもらうことで運営しています。

このようなサービス以外にもペットのおもちゃのIT化や、ペット医療のテクノロジー化など様々な分野でテクノロジーが参入してきています。

関連ページSDGsのためにICTができることは何?具体例で解説します。

日本のペットテック市場は成長する

このようなペットテックはこれから増えるのでしょうか、それとも減るのでしょうか。

近年、ペットは家族の一員であるという認識が強くされるようになっています。また、現在、日本では犬は880万頭、猫が978万頭いるとされています。

ペットの数は増加傾向にあり、また、ペットの寿命も伸びているとされています。犬の平均寿命は14年、猫の平均寿命は15年と言われていますが、ペットフードの進化やペットテックによってペットの寿命が伸びることが期待されています。

その理由として、ペットテックを活用して、ペットの体調のログを取ることによって、体調不良の予測と発見ができ、更には疾病の原因解明につながることがあるからです。ペット数の増加、寿命の長期化によって、ペットテック市場は右肩上がりで成長することはほぼ間違いないでしょう。

ちなみに日本国内のペットテック総市場は約1兆5,700億円と言われていますが、アメリカのペットテック総市場は約8兆円であるとされています。

まだまだテクノロジーでなされていないことはたくさんありますし、全ての人がペットテックを十分に利用できているわけではないので、今後もこの市場は大きくなり続けそうです。

特に高齢の方はテクノロジーの活用で遅れている部分が大きいため、これらの人々にペットテックを利用させることができればさらに活躍の幅も増えるでしょう。

また日本人は、高齢化が進んでいます。高齢になるとともに、ペットの世話が難しくなることもあるでしょう。

ペットは大切な家族の一員であることは間違いないため、代わりにペットのお世話をしてくれる、または高齢の飼い主とペットが快適に暮らせるような介護施設等が整備されることを期待しています。

関連ページICTを駆使したスマート農業とは?ロボットが畑を耕しドローンが農薬散布する。

この記事を書いたのは

大学の先生

30代大学教員 アメリカ在住

京都大学大学院修了 博士(工学)