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脳のインターネット化が現実になる!ブレインマシンインターフェース

脳がインターネットに接続する!ブレインマシンインターフェイス

ほとんどの皆さんはインターネットを日々使っていると思いますが、皆さんはパソコンを何で操作しているでしょうか?

一般的にはインターネットを使う際にはスマホやパソコンの画面を見て、タッチパネルやキーボード・マウスで操作していると思います。

ところが近い将来、人間の脳自体がインターネットにつながろうとしているのです、ビックリ!!

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脳がインターネットに接続する!?

イーロン・マスク

これを実現しようとしているのが有名なイーロン・マスクです。

イーロン・マスクのことを知っている方は多いかもしれませんが念のために説明しておくと、最近成長著しい電気自動車会社であるテスラの創業者であり、民間ロケットで世界初の有人宇宙飛行を成し遂げたスペースX社の創業者であり、オンライン決済で一時代を築いたPaypalの共同設立者でもあります。

この実績だけをみても、イーロン・マスクが世界でも最も優秀な起業家の一人ということは明らかだと思います。

ところが、このイーロン・マスクが今度は脳をインターネットに接続するニューラリンク(英語名:Neuralink)という会社を設立したことが話題になっています。

一人で一体どれだけ有名な会社を設立するのか、と驚くばかりですが、このニューラリンクも既にある程度開発が進んでおり、実際にブタの脳とコンピュータを接続する段階まで完成しています。

脳をインターネットに接続!

すでに動画としてもアップロードされているので興味がある方はぜひご覧になってみてください。

この動画で紹介されたように、ブタの脳が1024本の電極に繋がっており、ニューロン(神経細胞)の活動をリアルタイムに計測することができています。

この電極は髪の毛と同じくらい細く、ブタが生きたまま脳内の活動をモニタリングすることができるようになっています。

この装置をブレイン・マシン・インターフェイス(BMI)と呼び、脳とコンピュータに接続することで様々な問題を解決しようとしています。

現状では、脳はあくまでコンピュータと繋がっているだけで、インターネットには繋がっていません。

しかし、コンピュータに接続してしまえば、そこからインターネットに接続することは非常に容易なので、おそらく近い将来、脳がインターネットに接続することはほぼ確実に起こると言えるでしょう。

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脳のインターネット化のメリット・デメリット?

では、脳をコンピュータやインターネットに繋ぐことでどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

神経疾患の治療に役立つ

現在、ニューラリンク社は、ブレイン・マシン・インターフェイスを頭に埋め込み、記憶障害、難聴、抑うつ、不眠、依存症、脳卒中、麻痺、発作など、様々な神経疾患を解決することを目指しています。

これは、人間の視覚、聴覚、痛覚などのあらゆる感覚は、ニューロンからの電気信号で脳に伝えられています。

ニューラリンクでは、これらの電気信号を可視化し、分析することで神経疾患などの治療に役立つのではないかと考えています。

デメリット

一方で、実際にブレイン・マシン・インターフェイスを人間の脳に接続するまではまだまだ長い道のりが待っていそうです。

安全性の問題

まず1つ目の理由として、安全性が上げられます。

仮にブタの脳をモニタリングすることに成功したとしても、その技術をそのまま人間に使って良いということにはなりません。

万が一、ブレイン・マシン・インターフェイスにより脳を損傷してしまうことがあれば、その被験者の一生を左右してしまうことになるからです。

そのため、安全性にはこれでもか、というくらい何重ものチェックが必要になります。

倫理的な問題

2つ目の理由としては、倫理的な問題です。

まだまだこの部分はこれからの議論が必要となりますが、例えば、人間の脳をモニタリングできるようになると、その人の記憶も見ることができるようになるかもしれません。

お医者さんが皆さんの記憶を勝手に見ることが出来たら嫌ですよね。そのため、しっかりとプライバシーを守ってもらうことが必要になります。

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脳のインターネット化はこれからどうなる?

では、これからニューラリンクのような脳のコンピュータ接続・インターネット接続はどうなるのでしょうか。

おそらくこのような技術はますます発展し、これからどんどん重要になるでしょう。

その理由は、残念ながら人間の脳はまだまだ未知の部分が非常に多い一方で、脳に関連した病気や疾患が非常に多く存在するからです。

このような疾患を治療するためにも脳の構造を明らかにすることがますます重要となります。

少なくともこのような疾患を治療するためにはコンピュータに接続すれば十分ですが、同時にインターネットに接続する要求も出てくるかも知れません。

結局の所、脳の情報伝達はニューロンを経由した電気信号であるため、将来的に脳をインターネットに繋げば、数学や英語などの難しい勉強をしなくても、アプリをインストールするように脳に直接インストールすることができるかもしれません。

どんな人でも勉強が一瞬でできるようになるなんて少し恐ろしいですが、膨大な時間をかけて努力しなくても最高の知識が得られるのであればとてもいいことかもしれません。

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この記事を書いたのは

大学の先生

30代大学教員 アメリカ在住

京都大学大学院修了 博士(工学)