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女の子もプログラミングを学ぼう。理系女子が博士になって感じたメリット・デメリット。

理系女子 リケジョ

子供向けのプログラミング教室はプログラマーの養成所ではありません。

プログラミング的思考力(論理的なものの考え方)を身に付けるための習い事です。

プログラミング的思考力は女の子にも役立ちます。特に理系分野では必須の能力になります。

理系=女の子は苦手、というイメージがありますが実際はそんなことはありません。

今回は理系分野で活躍する女性研究者(博士)に女の子が良い点・悪い点について本音で口コミしていただきました。

女性研究者(博士)の口コミ体験談

私は管理栄養士です。

管理栄養士というと、病院や学校で働いているイメージがありますよね。

私の場合は、大学で管理栄養士を取得した後、大学院博士課程前期・後期を修了した博士号を持つ研究者でもあり、今は大学で栄養学を教えています。

栄養学は理系女子(いわゆるリケジョ)の分野のひとつですが、リケジョの博士はメリットがたくさん!

この記事では、理系女子が博士号を取得するメリット・デメリットをお伝えしますね。

理系女子が博士号を取得するメリット

女性研究者の割合、文部科学省調べ

*文部科学省:https://www.mext.go.jp/kids/find/kagaku/mext_0004.html

まずはメリットをご紹介します。

就職しやすい

今日本は、女性の活躍に力を入れています。

しかし、博士号を持っている女性の数は男性に比べると少ないです。

そこで、実力さえあれば、企業や大学に積極的に採用してもらえる可能性があります。

さらに、女性が多い理系職種では、博士号を持っている人が少ないために大学教員のなりてを探すのが大変という現状もあります。

実際、私は27歳で博士号を取得し、そのまま私立大学の助教として採用されました。

就職してからも「うちの大学に移ってきませんか?」「人を探しています」というお誘いがたびたびあります。

同級生も同じような状況です。

少なくとも私や周囲は、博士号を取得しても就職が見つからないポスドク問題とは全くの無縁です。

つまり、現時点では、リケジョの博士号はたくさんのチャンスに恵まれています。

論理的思考力が身に付く

あなたは、新型コロナウイルス感染症やそのワクチン接種について、なにも調べずに「怖いな」と思いませんでしたか?

リケジョの私の周りでは新型コロナウイルス感染症に関しては、「厚生労働省が公表しているデータを読む」「PCRやmRNAは大学時代に実験で使ったので、未知のものではない」という感じでした。

誰かの言葉をそのまま信じるのではなく、調べたデータを根拠に、「では自分はどうするか」という答えをそれぞれが持っていました。

論理的思考は、日常生活でも役立ちます。

考えに根拠があると必要以上に感情的にならずに済むので、円満な人間関係も築きやすくなりますよ。

その訓練として、今からとても役立つのがプログラミングです。

プログラミングは、自分でデータを集めて、それにもとづいて結果を予測して新しいものを組み立てますよね。

まさに、子供の論理的思考の訓練にうってつけです。

勤務形態や専門分野によっては家庭との両立がしやすい

 

正社員の女性の多くは、出産後「時短」と言われる短時間勤務を選べます。

8時間労働のフルタイム+残業だと、子供の保育園の送り迎えに間に合わないことも多いからですね。

勤務時間が短いので子育てと両立しやすいというメリットがある一方で、お給料が減るというデメリットがあります。

一方で研究者は、「裁量労働制」という「結果を出せば時間に縛られない」働き方をしていることも多いです。

私には2人の子供がいて、裁量労働制です。

授業や会議がなければ子供たちを夕方早めに保育園に迎えに行けますし、朝、病院に寄ってから出勤することも可能です。

さらに、勤務時間という概念がないので、お給料も産前産後で変わりません。

ただし、結果を出さないといけないのが裁量労働制。

私の場合は、子供が寝ている深夜や早朝に家で仕事をしています。

もちろん長く働いても残業代はありません。

また、授業や会議など、必ずしもすべての時間に融通が効くわけではないので、周囲の協力は必要不可欠です。

理系女子が博士号を取得するデメリット

海外の女性研究者の割合

*文部科学省:https://www.mext.go.jp/kids/find/kagaku/mext_0004.html

それでは、理系女子が博士号を取得するデメリットを見てみましょう。

社会に出るのが遅くなる

博士号をとれるのは、順調にいったとしても27歳です。

本格的に社会に出るのが遅くなるのは覚悟しなければなりません。

ただし、理系学生ならではのアルバイトは色々とあります。

私は大学院生時代に管理栄養士の免許を生かして病院でアルバイトとして臨床経験を積んでいましたし、工学系の大学院に通う友人はシンクタンク(分析や研究をする会社)で働いていました。

自分の将来に直結したアルバイトをしながら研究を深められるのは、長い人生で見たら決して大きな遅れではないと思います。

金銭的に厳しい

「27歳まで定期収入がなく、学費を納めなければならない。」

これは確かに事実であり厳しいですね。

しかし、実は皆が皆そうではないのです。

リケジョの博士号に興味があるあなたに言いたいのは、「しっかりと勉強すること」「そして自分でよく調べること」です。

たとえば、日本学生支援機構の奨学金には、優秀な成績を収めれば返済額を減らせる制度があります。

また、博士後期課程では「日本学術振興会 特別研究員」に選ばれれば、毎月20万円+研究費を受け取れるので、社会人と変わらず自立できます。

さらに私が通っていた国立大学では、この特別研究員に選ばれれば「1年目の学費は免除」でした。

他にも、博士後期課程になると企業の奨学金制度(返済不要)などもいろいろあり、中には「女性のみ」というものもあります。

私は博士後期課程で特別研究員+非常勤講師に採用されたので、その時点で親から自立できました。

しっかりと勉強さえすれば、思っている以上にたくさんの道がありますよ。

結婚できない?遅くなる?

インターネットをする赤ちゃん

これもよくデメリットとして挙げられますが、完全に人によります。

私自身のことを言えば、博士後期課程修了直前の27歳で結婚し、大学講師となったのちの29歳で第一子を出産しています。

周りの友達と比べると、むしろ早い方でした。

また、修士課程を修了した後(24歳頃)に一度就職し、結婚・出産で家庭に入ったタイミングで博士後期課程に進学する女性も多くいます。

経済的に自立できるか(その見通しはあるか)というのは結婚にあたっては重要なポイントなので、繰り返しになりますが、今のうちから一生懸命勉強しましょう。

「女性の博士号に対して理解のある相手」はたくさんいますし、そういう方は本人も努力家なので、女性の高学歴は引かれるかな?なんて変な心配はご無用です。

理系女子が博士号を取得するメリット・デメリットまとめ

理系女子が博士号を取得するメリット・デメリットについてお伝えしました。

今の時代は、男女関係なく自分の「好き!」を追求できる社会です。

科学に興味があるなら、ぜひその道を極めたい欲求を持ち続けてください。

また、どの分野に進むとしても、科学者の考え方の大元になるのがプログラミング的思考です。

「なぜこうなるの?」「こうしたら、こうなった」という疑問をたくさん持ち、トライ&エラーの経験を思いっきり積んでくださいね。

管理栄養士ママより