あなたの将来なりたい職業はなんですか?
「ロボットクリエイター」「プロゲーマー」「プログラマー」「ITエンジニア」「YouTuber」?
そこで、今回は高橋智隆先生のような「ロボットクリエイター」になりたい小学生のために記事を書きました。
- ロボットクリエイターとは?
- ロボットクリエイターなるには?
ロボットクリエーターとは?
ロボットクリエーターという職業を聞いたことはいるでしょうか?ロボットクリエーターとは文字通りのただ「ロボットを作る人」という意味ではありません。
例えば、ロボットを作っている人は企業にもいますし、もちろん大学などの研究機関にもいます。
最近注目されているロボットクリエーターとはロボットの設計・デザイン・組み込みまでロボット全体を自作し、革新的なロボットを創作・開発する人のことです。
近年、日本では、ロボットクリエーターとして高橋智隆さんという方がとても有名です。高橋智隆さんは株式会社ロボ・ガレージという会社を経営し、自分でロボットを作るロボットクリエーターです。
最近の人生ゲームではロボットクリエイターが登場するそうですが、そのモデルはこの高橋智隆さんではないかと言われています。
高橋さんはロボットクリエーターとして、世界一売れた2足歩行ロボットである「週刊ロビ」、宇宙飛行士ロボットの「キロボ」等を手掛けました。他のロボット開発者と異なり、高橋さんの凄いところはロボットの研究・設計・デザイン・製作を全て一人で行っていることです。
驚くことに世間に話題になるような革新的なロボットを一から全て一人で考え、自分の手を使って組み立てているのです。
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ロボットクリエイターになるには?
高橋さんがロボットを作り始めたのは6歳の頃だそうです。
ロボットと言えば、超合金のような金属でできているイメージかと思いますが、高橋さんは両親の意向で超合金は買ってもらえなかったため、画用紙や身の回りにある素材でロボットを作らざるを得ませんでした。
不便ながらも試行錯誤していく中で高橋さんは、このような環境である方が思い通りの物が作れると気付き、作りたいものを強くイメージすることで空間認識能力が養われて行ったそうです。
空間認識能力とは、簡単に言うと物を立体的(3D)に捉える能力のことです。
この能力が養われることによって、作るロボットを具体的にイメージしやすくなり、設計図に書いた平面(2D)のロボットを簡単に自分の手で立体的(3D)に組み立てることができるようになります。
また、高橋さんは実際に自分の手を動かして物を作っていくことも大事だとヒューマンアカデミーロボット教室のインタビューで語っています。
現代は、タブレットやパソコンでいつでもYouTube等の映像等でロボット作りに関する情報を簡単にインプットできる時代です。そのため、知識をインプットしただけで作った気になってしまう、または作り方がわかった気になることがあるかもしれません。
しかしながら、実際にインプットした知識をきちんと自分のものとするためには、実際に自分の手を動かしてロボットを作ることがとても大切になります。自分で考え、実際にものづくりをすることで、インプットした知識だけではうまくいかないことに気付きます。
その時に自分で考え、試行錯誤することにより単に知識をインプットする以上の経験や能力を手に入れられることでしょう。この試行錯誤こそが非常に大切です。
なぜなら世界の最先端のロボットを作る場合、どこにも教科書や説明書はありません。自分で試行錯誤しながら失敗を繰り返し、制作していくことが必要になるからです。
以上のようにロボットクリエーターとして大切なことは以下の2点になります。
- 空間把握能力を養うことと
- 単に教科書やYoutubeを見るだけでなく自分で実際にものづくりをしてみること
プログラミングが大事な理由
あなたも自分の手でロボットを形作った後は、そのロボットを動かしてみたいと思うでしょう。実際にロボットを動かすにはそれ以外にどのようなスキルを習得する必要があるのか考えてみましょう。
ロボットクリエーターになるためには、上記の2点の能力だけでなく、実際にロボットを動かすシステムを学ぶ必要があります。
ロボットを動作させるためには電子回路の知識などの工学的な知識も必要になりますが、ロボットに複雑な動きをさせるためにはそれに加えてプログラミングの知識が必要です。
プログラミングを学ぶことによって、ロボットにコードを組み込み、ロボットに歩く、手を振るなどの動作の指示ができるようになります。つまり、プログラミングを覚えることによってロボットに指示を出すことができます。
実際には、ロボットに単に指示を出すだけでなく、何かを認識したり、情報を集めさせて分析させることで人工知能のようにロボットに物事を「考えさせる」こともできます。
特に日本においてはこれからの将来、人口が少なくなることにより人を雇うのが次第に難しくなりつつあります。そのため、人間ではなくロボットに仕事をしてもらうことが極めて重要です。これを実現するためには、自分で考え、動作するロボットが必須になることは間違いありません。
ロボットに興味のある皆さんは、ぜひ自分でロボットを作り、将来のロボットクリエーターを目指してみましょう。
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30代大学教員 アメリカ在住
京都大学大学院修了 博士(工学)
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