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空飛ぶクルマのメリット・デメリットを解説。

空飛ぶクルマのメリット・デメリット

空飛ぶ自動車ってどんなの?

第5回「空の移動革命に向けた官民協議会」空飛ぶクルマ

↑経済産業省、第5回「空の移動革命に向けた官民協議会」より引用

皆さんは空飛ぶ自動車と聞いて、どんなことを考えるでしょうか?

ドラえもんなどのSFの中の話だと思うでしょうか?

もしかすると遠い将来の未来テクノロジーのお話だと思ったりしないでしょうか?

実は空飛ぶクルマは、研究レベルでは既に実現されており、民間人が空飛ぶ自動車に乗れる日はもうすぐそこまで来ています。

ただし、ここでいう空飛ぶ自動車とは自動車がそのまま空を飛ぶ、というわけではなくどちらかというと人が乗れるような大型のドローンというイメージが近いです。

そのため、日本国内では空飛ぶ自動車というよりは、空飛ぶクルマと説明されることが多いです。

実はこのような空飛ぶクルマというのは日本政府も最近、大真面目に議論を行っています。

例えば、経済産業省は「空の移動革命に向けた官民協議会」というのを主宰し、2023年の実現スタートを目指しています。

ぜひ興味のある方はこちらも見てみると良いでしょう。

⇒経済産業省「空の移動革命に向けた官民協議会」公式サイトhttps://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/air_mobility/index.html

空飛ぶクルマはすでに実現されている?

空飛ぶタクシーとバイク

先ほどの協議会にも掲載されていますが、実は空飛ぶクルマというのは既に研究レベルでは実現されています。

例えば、一番有名なのがUberが開発しているUberAIRです。UberAIRはいわゆるUberの空飛ぶタクシー版のようなイメージで、今年中に実際の市内でテスト飛行を、2023年からのサービス開始を目指しています。

意外にも発売に最も近いのはスロバキアの会社であるAero Mobil(エアロモービル)です。

なんとAero Mobil社は2020年に空飛ぶクルマを発売することを決定しており、定価は1億5000万円前後となっています。

他にも世界中で合わせて数十以上の会社がしのぎを削って開発を行っています。

日本の会社で最も有名なのはトヨタです(ただし開発の中心は日本法人ではなく、アメリカ国内の部門となっています)。

トヨタの空飛ぶクルマはまさに人が乗れるドローンといった形状をしており、非常にスタイリッシュなデザインです。

日本でも複数の会社が開発を行っていますが、残念ながら海外と比べると開発が一歩も二歩も遅れている印象があります。

⇒スマートシティでは空飛ぶタクシーが常識!?

空飛ぶクルマのメリット・デメリットは?

このように研究レベルでは既に人が空を飛んで運転することは十分可能になりつつあります。

では、空飛ぶクルマはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?

メリット

自動車レースに参加する子供たち

まず1つ目のメリットとしては、渋滞が起こるような都市部でも渋滞に関係なく高速に移動できるという点です。

東京などの大都市ではすでに道路の拡張はこれ以上難しいため、空路のより一層の活用が期待されています。

2つ目のメリットとしては、離島や山間の地域など、交通手段が限られてしまう地域において移動や輸送の利便性を向上させることができる点です。

日本は国土の70%が山岳地域であり、離島も非常に多いです。

そのため、空飛ぶクルマは日本の地域性と非常に相性が良いのではないかと考えられています。

3つ目のメリットとしては、災害時における負傷者の搬送や救援物資の運搬です。

日本は地震や津波、洪水などの自然災害が多く、これらの災害が起こったときに道路が動かなくなるということが起こりがちです。

そういった時であっても空飛ぶクルマは発着地さえ用意できれば動かすことができるため、大きな期待をされています。

このように空飛ぶクルマは日本の地域性を考えると非常に多くのメリットをもたらすと考えられています。

⇒災害現場で活躍するレスキューロボットとは?

デメリット

空飛ぶ車のデメリット・課題

次に、空飛ぶクルマのデメリットについてです。

現在はまだ空飛ぶクルマを一般的な技術として利用できるレベルにする、という段階ですが、すでに様々な問題が挙げられています。

例えば最も大きな問題は、安全性を確保するための法整備や体制の整備です。

残念ながら、日本は新しいテクノロジーに対して保守的であったり、認可まで非常に時間がかかることが多く、空飛ぶクルマが認可されるのも時間がかかるかもしれない、と危惧されています。

次のデメリットとしては、現状の空飛ぶクルマは騒音問題があります。

今、開発中の機体はかなり騒音が大きいため、今後これを抑える技術開発が必要とされています。

おそらく都市部で飛行させるためには、この部分のブレイクスルーが必要となるではないかと考えられています。

3つ目の問題点としては、現状では機体の操作が容易ではない点です。

例えば、一般的な自動車だと操作は非常に簡単ですが、空飛ぶクルマというのはそれほど簡単ではありません。

これを一般人が操作できるレベルにしないと実際に飛行させることはできないので、この点でも新たな技術開発が必要だと考えられています。

⇒IoTにできること。デメリットもあるので理解しよう。

さいごに

未来のテクノロジー

これまでテレビや漫画の中だけだと思っていた空飛ぶクルマの世界が、実はほぼ実現されているというのはとても面白いですね。

フランスの作家ジュール・ヴェルヌによると、人間が想像できるものは全て実現できる、と言われています。

どこでもドアやタイムマシーンなど人間が想像できる技術がどんどん実現されていくのは本当に素晴らしいです。

ぜひ長生きしていつまでも最新テクノロジーを楽しみましょう。

この記事を書いたのは

大学の先生

30代大学教員 アメリカ在住

京都大学大学院修了 博士(工学)