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レスキューロボット(災害救助ロボット)とは?

スーパーヒーロー


地震・水害・火災といった災害時にすぐに駆けつけてくれるスーパーヒーローがいたらいいな、と思ったことありませんか?

今回は災害現場で活躍するレスキューロボットについて解説します。

レスキューロボットとは?

レスキューロボットの役割

レスキューロボットは災害などが発生した際に人に代わって災害現場を調べたり、人命を救助するためのロボットです。

例えば地震や台風、大雨などにより建物が崩壊してしまった場合、一刻も早く瓦礫や建物のなかから人命を探しだし、救助する必要があります。

しかし人間が入り込めないような危険な場所や狭い場所があり、救助が困難な場合があります。そこで、レスキューロボットの出番です。

阪神淡路大震災をきっかけ必要性が強く認識

ところで日本でレスキューロボットが使われるようになったのはいつ頃からかご存知でしょうか。

レスキューロボットが開発されるきっかけになったのは、1995年に発生した阪神淡路大震災です。

この地震は直下型地震と言われ、市街の真下で地震が起きました。

そのため、地震から避難する間もなく約6千人もの死者が出てしまいました。

この地震により大きな怪我をした人も非常に多く、瓦礫から怪我をした人を救助する必要が強く認識されました。

その反省がきっかけで、その後日本では災害用としてのレスキューロボットの開発が進みました。

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レスキューロボットはどんな現場で働くの?

瓦礫や建物のなかで自在に行動するために、レスキューロボットには階段や凸凹を乗り越える足としての能力と、カメラ、レーザースキャナ機能など建物の内部構造を認識する目としての能力を持つことが必須です。

また、台風や津波などの水害時にも使えるように水陸両用の機能を兼ね備えたロボットもあります。

他にも火山が噴火した際にも噴火の様子を確認するためにレスキューロボットが使われることもあります。

他にも2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響で福島第一原子力発電所の一部で爆発が発生し、これにより周辺には放射性物質という有害物質が散乱しました。

人間が近づくには、大きな危険が伴うため、この時に状況を把握するための2種類のレスキューロボットが使用されました。

ひとつは上空で使用された無人航空機で、もうひとつは地上の小型移動調査ロボットです。

また、爆発の際に飛び散った瓦礫を除去するための無人ブルドーザーや、無人ダンプカーなどもレスキューロボットとして使われました。

レスキューロボットはもっと進化する

救助ロボット、ドローンを操作するパイロット

ではこのようなレスキューロボットはこれから先どのような進化を遂げるでしょうか。

ドローンの活用

まず最初に考えられるのは、最近非常に安価に手に入りやすくなってきたドローンを利用したレスキューロボットです。

ドローンを利用すれば瓦礫による凸凹などを気にする必要はありません。

建物のなかもドローンが通れる隙間さえあれば難なく建物内を探索することができます。

それから現状のレスキューロボットの問題点として、稼働時間が非常に短い、という問題点があります。

実際にドローンを使ったことがある方はわかると思うのですが、ドローンはフルに充電したとしても数十分程度しかバッテリーが持ちません。

レスキューロボットも同様にバッテリーの持ちが悪い、というのが大きな問題になっています。

これはせいぜい数十分しかバッテリーが持たないため、探索範囲が限られてしまうからです。

これを解決するために、バッテリーをチャージする専用のロボットというのが考案されていたりします。

他にもサイバー救助犬と言って、カメラ、GPS、慣性センサなどを犬に持たせて被災地域を探索させ、そのデータを救助情報として役立てるといったことも行われています。

このようにレスキューロボットには非常に様々な用途のロボットが必要となっており、これからの技術発達が大きく期待されています。

レスキューロボットの世界大会「ロボカップレスキュー」

また、最先端のレスキューロボットを知りたい向けに、レスキューロボットの性能を競い合う「ロボカップレスキュー」という世界的な大会があります。

この大会では最先端のスキルを披露してレスキューを行う姿を見ることができます。

他にもこの大会のジュニア版である、19歳以下を対象とした「ロボカップジュニア」というのもあります。

YouTubeにもたくさんの動画が上がっていますので興味のある方はぜひ見てみましょう。

日本は美しい四季や美味しい食事など素晴らしい文化のある国ですが、同時に地震や台風等の自然災害が多い国でもあります。

そのため、これからますますレスキューロボットの需要が高くなるでしょう。

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レスキューロボットとプログラミング

レスキューロボットの課題

そうそう、忘れてはいけないのはレスキューロボットはどのようにして作られているか、ですね。

もちろんですが、レスキューロボットはハードウェアの進化も大切ですが、ソフトウェアの進化も非常に大切です。

ソフトウェアはプログラミング言語で書かれていますので、プログラミングを勉強することでレスキューロボットの開発側に携わることができ、災害時により多くの人々を助けられるようになるでしょう。

もしもレスキューロボットを作ってみたいと思ったら、その第一歩としてぜひプログラミングを始めてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いたのは

大学の先生

30代大学教員 アメリカ在住

京都大学大学院修了 博士(工学)

Z会「プログラミング×防災」モデル

Z会はマインドストーム (R)EV3を用いて、日本の未来にとって切実なテーマである「防災」について考えさせることとした。
地震や台風の脅威に常にさらされている我が国にとって「防災」は最重要テーマの一つであり、特に東日本大震災以降、これまで以上に「防災教育」の必要性が叫ばれている。Z会が本社を置く静岡県にとっても、1970年代以降繰り返し論じられている「東海地震」への備えをしてきたことから、「地震防災」は身近なテーマの一つとなっている。
こうしたテーマをこれまでと別の視点から捉え直すことは啓蒙的な意味でも有効であり、別の視点として「プログラミング的思考」を用いることは「プログラミング教育」を教科内で行うための実験としても有効であった。

以上の観点よりメンター育成、教材作成をし、7月には静岡大学教育学部附属浜松小学校にて、10月には西伊豆町立賀茂小学校にて実証実験を行った。

未来の学びコンソーシアム https://miraino-manabi.jp/content/144

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ママ

人ができないことをロボットが替わりにやってくれるんだね。