17世紀から宇宙の研究が始まっていますが、200年以上たった現在でも、宇宙にはまだ解明されていないことが多いです。
宇宙に関する職業にはどんなものがあるのか、その魅力をご紹介します。
関連ページ宇宙人はいるの?フェルミのパラドックスを小学生にもわかりやすく解説。
もくじ
宇宙に関する職業
宇宙に関する職業というと、宇宙飛行士というイメージがありますが、宇宙飛行士以外にも飛行機を開発したり、宇宙に関して研究したりする職業などがあります。
宇宙に関する職業を、大きく分けて5つにまとめました。
宇宙飛行士
宇宙飛行士とは、実際に宇宙船に乗って宇宙に行き、実験などを行っていく人たちのことをいいます。
宇宙飛行士と一言でいっても、宇宙に行って帰ってくるまでの判断をする船長、宇宙船を動かす操縦士、宇宙で実験をしたり、データをまとめたりする科学者などがあります。
宇宙船に乗るためには、専門のトレーニングが必要です。 宇宙の勉強に必要な物理学だけでなく、体力が必要です。
関連ページ宇宙飛行士になるには?子供のうちに身につけたい能力
宇宙研究をしている学者
宇宙に関して研究をしている人を天文学者・天文物理学者・宇宙物理学者と呼びます。
天体望遠鏡で星の位置を確認して測定を中心に研究していく人や、物理学や天文学の公式を使って、計算によって宇宙を知ろうとする人などさまざまです。
学者の多くは、大学で教授や准教授として研究を続けています。
学者になるためには、天文学や天文物理学を取り扱っている大学・大学院に進学する必要があります。
JAXA、NASA、宇宙航空研究開発機構などの職員
JAXAやNASA、日本にある宇宙航空研究開発機構などは、宇宙の研究を企業で行っているところです。
個人で研究をしている学者よりも、人数が多いので研究の成果が出やすくなります。
宇宙を物理学的に計算で解明をしていこうとしたり、宇宙船を作るための設計を行ったり、幅広い分野で宇宙に関わることが出来ます。
理系に進学して、数学や物理、化学分野まで勉強しておくと幅広く活躍が出来ます。
関連ページSTEAM教育とは?日本の現状と問題点
ロケットや人工衛星を設計・開発
ロケットや人工衛星など宇宙で使う機械の設計開発を行うところです。
地球から宇宙に行くまでには、大気圏と呼ばれる高熱の壁を通らなければいけないので、ロケットを、大気圏を突破しやすい形に設計したり、打ち上げた後にトラブルが起きないように検査したり、耐久試験などを行っています。
勉強しなければいけない分野は、宇宙に必要な物理だけでなく、機械を設計するための数学などが必要です。
プラネタリウム、科学館、博物館の解説員
宇宙に関わる仕事は、研究職だけではありません。
プラネタリウムで星の解説をする人や、科学館や博物館で宇宙について解説する人も宇宙に関する職業といえます。
数学や物理があまり得意でなくても、宇宙が好きであればなれる職業です。
関連ページ研究職になるには?
ゲーム感覚で楽しく学べる
宇宙に係る仕事の魅力
200年以上宇宙の研究をしているのに、宇宙がどのくらいの広さなのかというのはいまだに解明されていないのです。
ブラックホールは無限に広がっていき、宇宙自体もどんどん広がっていっているともいわれています。
毎日太陽が昇って、夜には月が見えるのは、地球が太陽の周りを回っていて、月は地球の周りを回っている。
当たり前のことが宇宙の不思議で成り立っているのです。
宇宙人を見たという人が絶えず、宇宙SFの映画やアニメーションがあるのは、人類が宇宙に憧れているからこそでしょう。
地球は、環境汚染が進んでいて、将来的に食糧不足や水不足が起きるだろうと考えられています。
地球以外に住める星に移住しようという考えがありますよね。
地球という狭い世界だけの話ではなく、もっと広くて未知な世界に飛び込んでいく。そして、自分で宇宙を解明していく。それが宇宙に関わる職業の魅力です。
関連ページ10年後に消える職業と新しく生まれる職業
宇宙に係わる仕事とプログラミング
プログラミングとは、宇宙を研究・解析する装置に必ず使われているものです。プログラミングを使えることで、宇宙に関する職業の第一歩になります。
また、プログラミングは論理的な思考が必要です。プログラミングで物を動かすときには、物を動かすためのロジックをプログラミングで書く必要があります。
プログラミングを勉強することで、いくつかの手順を踏んで理論を成り立たせるとう考え方が身に付きます。宇宙に関する職業も、こういった論理的な思考が大切です。仮説が成り立つのか、ひとつずつ確認していく手順は、プログラミングと似ているところがあります。
宇宙関係の仕事に就くには?
宇宙に関する職業に就くためには、まずは日々の勉強をしっかりと行うことが大切です。
算数や理科といった、物理数学の基礎となるものをしっかりと勉強しておきましょう。
また、余裕があればプログラミングの勉強も始めておくと、大学に入学した後に周りに差をつけることが出来ます。
宇宙の最新情報は、常に更新されています。宇宙に関する知識のアンテナを常に立てて、情報収集を行っておくことも重要です。
皆さんの先輩になる宇宙の研究者たちが見つけた新しい宇宙の情報を、しっかりと身に着けておくとよいでしょう。
また、情報収集だけだとイメージがわからない場合は、映画やテレビで行っている宇宙の解説番組などを見ておくと理解しやすいです。
宇宙は今も広がっています。そんなロマンを、皆さんの手で解明してみてください。
関連ページ宇宙飛行士になるには?子供のうちに身につけたい能力
関連ページフェルミのパラドックスを小学生にもわかりやすく解説。宇宙人はいるの?
関連ページ量子もつれ、子どもにもわかりやすく解説!