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日本にいならが海外のオンライン大学の講義を受けよう。おすすめはアメリカ。

日本の大学でもオンライン講義が始まっていますね。自宅で授業が受けられるから通学時間がかからなくて便利。

自宅で大学の授業が受講できるなら、大阪に住んでいても東京の大学に入学できる?日本に住んでいても海外の大学に入学できる?

ということで、アメリカの大学のオンライン授業を日本にいながら受講することは可能?について詳しく解説します。

*無料、一部有料あり

これから大学に進学する高校生だけでなく、学ぶことが大好きなパパや育児中のママも必見!

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海外(アメリカ)大学のオンライン講義を日本で受講できる!

海外の大学、オンライン授業を日本で受ける社会人

アメリカの大学の授業を日本にいながらにして受講することができるんですよ。ビックリですね。

さらに驚くべきことに全ての授業が原則無料なんです。

これだけ聞くと新手の詐欺か何かかな、と思うかもしれませんね。笑

実はこれは詐欺でもなんでもなく、最近の海外大学ではトレンドとなりつつある動きなのです。

大学のハイレベルな授業を無料で受けることができるなんて、とても素晴らしいシステムです。

特にアメリカの大学の授業料は非常に高いため、最近では現地でうけるよりも安く受講できるオンライン授業で学位を取る(大学を卒業する)という学生も増えてきています。

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おすすめ「MOOC」「Coursera」「edX」「Udacity」

海外の大学を通信教育で勉強中、目指すは博士。

オンライン講座の中で最も有名なのがMOOC(Massive Open Online Course:大規模オープンオンラインコース)です。

日本語ではムークと発音します。

MOOCは「完全に授業をオンラインで受講をすることができる」というコンセプトのウェブサイトです。

MOOCのシステムに則ったウェブサイトはいくつかあり、例えば、CourseraedXというサイトが有名です。

これらのサイトの違いは、edXが講義動画・テキスト・テストを含めて無料であるのに対し、Courseraはこれらのうち一部が有料の場合もあるという点です。

一方でCourseraは英語以外の言語の字幕に対応しており、日本語で受講することも可能であるという利点があります。

CourseraはITや工学分野に強いという特徴があり、edXは基本的に英語で、自然科学分野に強いという特徴があります。

他にも授業のうちプログラミング関連の内容に特化したUdacityというサイトも存在します。

これらはインターネット環境さえあればいつでも誰でも視聴可能です。

そのため、様々な理由で学校に通うのが困難な人や、学校に通学する時間がない人でも受講し、大学の卒業資格を得ることができます。

特に、日本では高齢化社会が進み、高齢者が生涯学習をする方法として機能することが期待されています。

MOOCで公開されている授業内容は大まかに、6つのコースに分かれています。

  • プログラミング
  • ビジネス
  • マネジメント
  • コミュニケーション
  • ライフサイエンス
  • エンジニア

MOOCで公開されている授業は(日本語字幕が用意されている場合もありますが)原則英語であるため、英語が理解できないと少し受講が厳しい場合があるかもしれません。

しかしそんな場合であっても、MOOCの日本版であるJMOOCというサイトも存在します。

JMOOCでは全ての授業が日本語で提供されており、英語ができなくても全く問題ありません。

JMOOCの場合は、授業はgaccoもしくはFisdomで提供されていることが多いです。

gaccoは文系内容に強く、Fisdomは理系内容に強いことが多いですが、MOOCほどはっきりと分かれているわけではありません。

インターネット環境があれば無料で受講できる

日本に居ながら海外留学

上記で説明した通り、インターネット環境さえあれば基本的に無料で全ての授業を受けることができます。

一部、受講の認定やテストの受験が有料であることもありますが、それに目をつぶれば授業を受けること自体は無料でできることが多いです。

注意が必要なのは、授業はオンライン動画で行われることが多いため、いわゆるギガの消費量が非常に多い点です。

そのため、1ヶ月の通信容量に限りがある場合は、計画立てて授業を受けることが必要です。

可能であれば自宅のインターネットの通信容量に制限がないような契約をしておくと良いでしょう。

これからの大学の授業はどうなる?

海外の大学を日本にいながら卒業できるミネルヴァ大学

MOOCやJMOOCには有名な大学の授業が多数提供されているため、大学の授業で学ぶ基礎的な内容はほとんどこれらのサイトで学ぶことが可能です。

では、今後大学の授業はどうなるのでしょうか?

MOOCがこれからますます発達すると大学へ行く必要がなくなるのでしょうか?

それに対する私の答えは「ある程度はMOOCが役立つ部分はあるが、完全に大学へ行く必要がなくなることはない」です。

この理由は2つあります。

基礎的な科目が多い

男女平等・トランスジェンダー・LGBT

まず1つ目に、MOOCで提供される授業というのは大学の基礎的な科目に限られている(ことが多い)からです。

MOOCで提供されているのはいわゆる大学の教養科目(1〜2年生で学ぶ内容)であることが多く、より専門性が高くなる3,4年生や大学院生向けの授業はMOOCで提供されていないことが多いです。

そのため、専門的な内容を学ぶのであれば大学で授業を受けることが非常に重要になってきます。

実験・実習はオンラインではできない

実験や実習について解説

2つ目の理由は、MOOCで受講できるのはあくまでオンライン授業だけであり、実験や実習、体験型の授業というのは実際に大学に行かないと受けることができないからです。

このように大学に通学して授業を受ける意義というのはまだまだなくなりそうにありませんが、大学の授業に少し興味を持ったので気軽に受講してみたい、という意味ではMOOCやJMOOCは非常に優れたとっかかりとなるでしょう。

これから大学に進学する高校生にとっても、大学の雰囲気を味わえる良い機会になりますし、ママパパ世代もおすすめです。

このページで紹介したサイトをまとめました。

  • MOOC:https://www.mooc.org/(英語)
  • Coursera:https://ja.coursera.org/日本語で受講することも可能。ITや工学分野に強い。一部有料。
  • edX:https://www.edx.org/(英語)自然科学分野に強い。講義動画・テキスト・テストを含めて無料。
  • Udacity:https://www.udacity.com/(英語)プログラミングに特化
  • JMOOC:https://www.jmooc.jp/(日本語)
  • gacco:https://gacco.org/(日本語)文系内容に強い。基本無料。一部有料あり。
  • Fisdom:https://www.fisdom.org/(日本語)理系内容に強い。基本的に無料。

このページでは紹介していませんが完全オンラインのミネルバ大学(Minerva Schools at Keck Graduate Institute: https://www.minerva.edu/)や、University of the People( https://www.uopeople.edu/)も人気。

この記事を書いたのは

大学の先生

30代大学教員 一児のパパ

京都大学大学院修了 博士(工学)

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