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小学生は海外のサマーキャンプ(サマースクール)に行こう。アメリカSTEM留学が人気。

海外留学する小学生が増えていますね。

そこで、小学生のサマーキャンプ事情について解説します。

サマーキャンプ(サマースクール)とは?

夏休みはサマーキャンプ(サマースクール)に行こう

最近、英語教育の延長として海外でサマーキャンプを行う小学生が増えてきています。

国内で英語の塾やクラスを受けるだけでなく、実際に海外に短期留学をして現地での生の経験や英語コミュニケーションをとることで、単なる英語教育を超えた、より一層質の高い経験をすることが目的となっています。

ではサマーキャンプでは具体的にどこで何をするのでしょうか?

サマーキャンプでは、実際にキャンプをして過ごすというコースもありますが、キャンプに限らず現地で暮らす家庭と触れ合ったり、アクティビティに参加するなどのコースもあります。

こういったコースはサマーキャンプではなく、サマースクールと呼ぶこともあります。

対象は小学生・中学生・高校生と幅広くなっており、さらに単に滞在して英語でコミュニケーションをするだけでなく、現地でゴルフ・野球・テニス・サッカー・ダンスなどのアカデミーやクラスに参加するというコースも数多く存在します。

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小学生にはどの国のサマーキャンプが人気?

サマーキャンプ(サマースクール)の多くはアメリカ、カナダ、ヨーロッパ、オーストラリアなどの英語圏で行われます。

サマーキャンプは日本の夏休み(7,8月)に合わせて参加することが多いため、その時期に気候の良いカナダやアメリカ北部の人気が特に高いようです。

また、日本の冬休みに合わせて参加することもあるようです。

その場合は、日本と気候が逆のオーストラリアやニュージーランドなどの人気が高いようです。

おすすめはSTEMが学べるコース

STEMが学べる短期留学は小学生中学生に人気

サマーキャンプではコースごとに内容が全く異なります。

例えば「寮に滞在するのかホームステイをするのか」、「参加期間」、さらに「子供1人で参加させるのが不安な場合は家族が同行する」ことが可能な場合もあります。

こういったサマーキャンプで特に人気が急上昇しつつあるのが、STEM系科目をアクティビティに取り込んだコースです。

STEMとはScience, Technology, Engineering, Mathの略称でいわゆる日本の理系のような科目群です。

これらの科目はアメリカ国内でも超重要視されており、これらの科目を専攻にするかどうかで就職のしやすさ、ビザのとりやすさが大きく異なります。

当然STEM科目はアメリカで重要視されているため、就職・ビザともに最も有利な科目となります。

⇒アメリカの小学校ではSTEM教育がはじまっている。

STEM留学ではどのようなことをするの?

STEM教育、プログラミングを学ぶ

STEM系のサマースクールではプログラミングや数学、ロボティクスなどの授業を受け、さらにその授業のアウトプットとして実際に無線機器を工作したり、ゲームやアプリをコーディングしたり、AIを自作したりするコースも存在します。

有名なのはスタンフォード大学でのコースですが、このコースの場合、1週間のコースでおよそ40万円前後、2週間のコースで60万円前後の費用となっています。

STEM留学は世界的にも注目されているだけあって費用も少し割高です。

一般的なアクティビティの場合はもう少し安く、1週間で10~30万円、2週間で20~50万円程度となっていることが多いです。

注意点

子どもサマースクール・サマーキャンプで海外留学しよう

お子さんを一人でサマーキャンプに行かせる場合、親御さんは海外での安全面がとても心配になることと思います。

日本の代理店などを通す場合は、現地でのスタッフがいる場合もあり、その場合はスタッフが現地での生活をサポートしてくれることもあります。

とはいえ日本人は安全意識が低いことが多いです。

必ず貴重品は鍵のかかったところ(部屋に付属の金庫など)に入れるようにしたり、何かあったときの対応策について子供はもちろんサマーキャンプの代理店と事前に話し合うことが大切です。

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アメリカに住む研究者としての意見

アメリカ研究者はサマーキャンプについてどう思うのか

最後にアメリカに住む研究者としてのサマーキャンプ(サマースクール)に対してどう思うかの意見を述べてみたいと思います。

小学生に英語教育は必要ない

私個人としては、英語はそこまで早くから教育する必要はない、という立場です。

確かに早くからネイティブの英語に触れることで、英語の発音が少しネイティブに近づくという部分はあるかもしれません。

しかしながら、現在の英語話者のほとんどは非ネイティブとなっており、英語でコミュニケーションをとるためにネイティブに近い発音をする必要は全くありません。

まずは母国語で考える力を身ににつけるべき

それよりは、まずは母国語でしっかりと考える力を身につけるべきだと考えています。

たしかに日本人は海外各国と比べて英語が下手だとされていますし、海外にいる日本人を見るとたしかにそうだなと感じる部分もあります。

しかしながら、あくまで英語は自分の意見を伝えるツールです。

英語が上手くても肝心の伝える中身が空っぽではどうしようもありません。

私はアメリカの大学で教員をしていますが、非ネイティブの英語話者の教授はいくらでもいます。

もっとも重要なのは英語が上手に話せるかどうか、ではなく自分が他者に伝える中身があるかどうか、です(もちろん仕事をしていく上で最低限の英語は使える必要はあります)。

⇒小学生がプレゼンを学ぶことで身に付く力

サマーキャンプは海外に興味をもたせるために行かせよう

サマーキャンプ、サマースクールは小学生の良い思い出

このことから言えることは、サマーキャンプというのは、英語をうまくなるために利用するというのはあまり良い目的ではありません。

そもそも1・2週間海外に行ったところで英語はうまくなりません。

しかしながら、子供の頃に海外に(短期であっても)実際に住み、アクティビティをするというのは一生忘れない経験になるでしょう。

そのため、サマーキャンプは、将来的に海外の大学に行かせるなど海外指向を育てたり、海外に興味をもたせるという意味でならとても良い手段となるでしょう。

日本でもSTEM教育を学べるプログラミング学習のサマーキャンプ(短期体験)やっているのは、テックキッズスクール(主要都市)、リタリコワンダー(東京・神奈川)です。

この記事を書いたのは

大学の先生

30代大学教員 アメリカ在住

京都大学大学院修了 博士(工学)

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