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シューティングゲームをプレーすると判断能力が25%向上する、研究結果がでた

シューティングゲームで判断力がアップした研究結果

ゲームが脳に良いって本当?

さてあなたは普段ゲームをしたりするでしょうか?

最近ではスマホで気軽にゲームをしやすいので毎日しているという方も多いかもしれません。

私は今30代ですが、私が子供のころはまだゲームがあまり良いものではないとされており、ゲームをやりすぎるとバカになるという人もまだいたように記憶しています。

ところが、最近の研究ではゲームをやりすぎてもバカになるということはなく、むしろ脳に良い、という調査結果が公表されています。

今回の記事では、本当にゲームは脳に良いのか、脳にどんな影響を与えるのかについてご紹介したいと思います。

⇒ゲームが子供の脳に与える影響に関する論文をわかりやすく解説します。

シューティングゲームは知覚を向上させる!

シューティングゲーム

まずは米ニューヨークのロチェスター大学の研究チームが学術誌「Current Biology」に掲載した「シューティングゲームは知覚や感覚を向上させる効果がある」という論文を紹介します。

*Current Biology:https://www.sciencedirect.com/journal/current-biology

*University of Rochester(ロチェスター大学):https://rochester.edu/news/show.php?id=3679

この論文では、被験者としてこれまでシューティングゲームを過去に1度もプレーしたことがない18~25歳の26人を対象とし、数ヶ月にわたって調査を行いました。

被験者のうち半分には「Call of Duty」や「Unreal Tournament」などを計50時間プレーしてもらい、残りのグループにはシミュレーションゲームの「The・SIMS」を50時間プレーしてもらいました。

ちなみにCall of Dutyは戦争をテーマにしたシューティングゲームで、The SIMSはゲームの中で他人の生活を仮想体験するというシミュレーションゲームです。

これらのゲームを被験者にプレーしてもらった後、判断スピードなど様々なテストを実施し、能力にどのような変化があったかを見てみました。

その結果、シューティングゲーム(いわゆるFPSゲーム)をプレーすることで実生活での判断能力が25%向上することが明らかになりました。

このような効果はFPS以外のゲームでは見られず、いわゆる敵が急に現れるようなアクションゲームやシューティングゲームにのみ見られたとのことです。

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ゲームによって鍛えられる能力が違う?

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この研究は2010年に発表されたものですが、実は日本ではもっと前からゲームで脳を鍛えるというのは流行になっています。

少し昔に流行った「脳トレ」という任天堂DSのゲームを覚えている方もいるでしょう(このソフトは最近任天堂スイッチでも発売されています)。

このゲームは簡単な計算を素早くしたり、声を出して文章を読むことで前頭前野という思考力や記憶力に関する脳の部分を活性化させることを目的としています。

このゲームを監修している川島隆太教授は小学生を対象にして、このゲームの有効性を調査しており、簡単な計算や音読の前と後で記憶力が2割もアップするという結果を得ています。

小学生だけでなく大人に対しても同様に前頭葉の機能が改善するという結果が出ているそうです。これらの結果はすでに論文化され公表されていますので、ゲームによって脳(前頭前野)の機能が向上しているということは、科学的に証明されていると言って良いでしょう。

他にもゲームが脳に与える影響というのは多数調査がされ、研究論文が発表されています。

私が調べた限りですと、ゲームが与える影響としては、

1)ビデオゲームをプレーすることにより、不安感を減らし摂食障害を改善できる(スペイン、バルセロナのベルヴィージャ病院による調査結果)、

2)暴力的なゲームを一緒にプレーする兄弟は兄弟喧嘩が少ない(ブリガム・ヤング大学による調査結果)、

3)アクションゲームをプレーすることで、認知力がアップする(アメリカのジュネーブ大学による調査結果)、

4)マインクラフトをプレーすることで創造性が増す(アメリカのアイオワ大学による調査結果)、のようにかなりたくさんの調査研究が行われています。

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子供にはどのようなゲームがよいの?

ゲームが子供に与える影響は?デメリット

このようにゲームによって鍛えられる能力は異なることが過去の研究から何度も指摘されています。

そのため、自分の鍛えたい能力があるのであればそれに適したゲームをしてみても良いかもしれません。

ただし、ゲームのやり過ぎによって学校の勉強が疎かになったり、宿題をやる時間がなくなってしまう可能性もあります。

せっかくゲームによって学習能力が向上したとしても、他の脳の機能が悪化してしまうこともありますので、この研究結果を言い訳にしてゲームばかりしてしまわないように注意しましょう。

さらに論文中で指摘されていることですが、最近のFPSゲームには暴力的なものも多く、子供の健全な成長にとって相応しくないゲームも多数存在します。

この点に関しても少し注意が必要かもしれません。

また、最近のゲーム機にはインターネットに接続できる機能がありますが、インターネットを通して見知らぬ人とやり取りをする事で事件などに巻き込まれてる事例もあるため、子供がゲームをする時は大人が管理している範囲内で行うことが大事です。

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この記事を書いたのは

大学の先生

30代大学教員 アメリカ在住

京都大学大学院修了 博士(工学)

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