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ロボコンを知っていますか?ロボット競技はいろいろあるけれど…


みなさんはロボコンを知っていますか?

ロボット・コンテスト(競技大会)を短くした呼び方です。

ロボット競技はいろいろあるのですが、ロボコンというときにはNHK(日本放送協会)で放送される大会をさします。

NHKの放送を観ていると、大会の開催の時期になると頻繁にお知らせがあるのでみたことがある人も多いでしょう。

お知らせを見ていると、このロボコンには高専(高等専門学校)ロボコンと学生ロボコンがあることに気づくはずです。

学生ロボコンは、今では世界大会に出場する代表を決める大会ともなっています。

出場を希望する学校も毎回増えて、地区大会が全国8か所で行われており観戦希望者が多いので抽選をして当選した人だけが入場できるのです。

抽選にはずれた人たちにも大会の様子を観ることができるように、インターネットを介して動画配信もされるようになっています。

みなさんもロボコンのサイトにアクセスすれば、地区大会から全国大会までの様子を動画で観ることができますよ。

今回はこのロボコンについて、そのはじまりや現在に至るまでの経緯についてお話しします。

NHKロボコンの始まり

競技大会でバスケットボールをするロボット

すべてはNHKの局員が、アメリカ合衆国の大きな放送局でみた番組に始まります。

番組の内容は、アメリカ合衆国にあるマサチューセッツ工科大学という世界的に有名な大学の中で行なわれているロボット大会の様子でした。

それをみたNHKの局員たちが、日本でもぜひ同じ番組を作りたいと考えたのが始まりです。

鉄腕アトムで育った日本人が、ロボット作りを観て興奮しないわけがありません。

しかし、この段階ではまだ日本でのロボコンは局員たちのアイデアにしかすぎませんでした。

彼らは日本に帰ってから、ロボット研究で有名な森政弘さんの所に相談に行ったのです。

相談された森さんは「そんなことは私の研究室でもやっている」と言いました。

森さんはロボット博士と呼ばれているほどのロボットの専門家です。

それ以後積極的にロボコンの実現に向かって活動を始めるようになりました。

第1回大会から現在までの流れ

ロボット運動会でつなひき。NHKロボコン

森さんの存在によって、ロボコンはアイデアから現実の大会の開催やテレビ放送がされることになっていったのです。

彼はロボコンの募集をすれば、かならずたくさんの応募者が出てくると確信していました。

最初から多くの参加者を相手にすると、どんなことが起こるか予想ができないという理由で、高等専門学校に限定して募集をしてみたのです。

ロボコンは少ないスタッフでも運営に支障が無いように、小さく始まりました。

そして、みんなの予想通りロボコンは評判となり毎年開催されるようになっていったのです。

人気が高くなるにつれてスタッフも充実していったので、ロボコンはやがて大学生も参加できるようになりました。

そうなるとどんどん規模が大きくなり、今ではABUアジア・太平洋ロボコンに出場するチームを決めるための大会になったのです。

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NHKロボコンが特に人気の3つの理由

テニス大会で活躍するロボット

ほかにもいろいろなロボット競技大会があるのに、なぜ特別にNHKロボコンの人気が上がっていったのでしょうか。

その秘密をさぐる鍵を3つほどご紹介しましょう。

  1. 参加するロボットが大きい、
  2. 人が操縦するロボットと自動で動くロボットが共同で競技に参加する、
  3. 毎回ルールが変わっていく、

の3つです。

それまでのロボット競技は、比較的小さなロボットによって行われてきました。

ところが、ロボコンに使用されるロボットは大きさの制限がありませんので、何メートルにもなる見上げるようなものも登場します。

それをみるだけで、よろこぶ観客が多くいるのも分かる気がしますよね。

NHKロボコンは短いお知らせ番組に流れる様子をみるだけでも分かるように、ロボットに人が乗り込んで操縦しています。

それもみる者を興奮させる要素ではないでしょうか。

ロボット好きな人なら誰もが夢見ることが、実際に目の前で起こっているのです。

ロボコンのルールは毎回変わって行きます。

ルールが発表されると、参加を希望する学校では短期間の間に知恵をしぼってロボット作りを始めなくてはなりません。

みる側にとっても、今年はどんなルールで行われるのだろうかという楽しみもあるでしょう。

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最後に

子ども向けロボット教室主催のロボット競技大会の様子↓

以上のようにロボコンについてお話ししました。

大会の様子はお話しましたように、サイトの動画配信でも観ることができます。 関心を持たれた人はぜひアクセスしてご覧になってみてください。

ロボット好きな人はもちろん、そうでない人もきっと興奮することでしょう。

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