理科の実験は、紙と鉛筆で勉強する学習方法とは違う魅力があります。
手を動かす楽しみ、結果が目で見えるおもしろさ。机の前に座って聞く授業よりも理科の実験が好きだった、そんなパパママもいるのではないでしょうか。
実は最近、学校以外でも理科実験ができる機会が増えています。今回は、自宅に毎月理科実験キットが届く通信講座について調べてみました。
もくじ
理科実験教材キットのメリット
まず、理科実験キット通信講座のメリットを見てみましょう。
自宅でできる
学校以外で理科実験ができる場所に理科実験教室があります。理科実験教室は教室ごとに様々な特徴があり、魅力的な存在です。
しかし、一般的な学習塾に比べれば数が少ないようです。自宅から送り迎えできる範囲に理科実験教室が見つからないということもあるのではないでしょうか。
一方で理科実験キット通信講座ならば、住んでいる地域に関わらず受講することができます。通学時間が必要ないので、ちょっとしたお休みを利用して実験をすることができるでしょう。
さらにいつでも実験ができるから、他の習い事で忙しくこれ以上時間を空けるのが難しい、というお子さんにもぴったりです。
実験道具がそろっているので、すぐに実験できる
理科実験キット通信講座では、実験に必要な道具がテキストと一緒に届きます。特別な器具などを用意する手間なく、やりたいと思ったときにすぐ取り組めるのは嬉しいですね。
動画で実験の手順を繰り返し確認できる
理科実験キット通信講座では、動画で実験の手順を説明しているものが多いです。紙に書かれた説明だと、どの器具をどのように動かしているのかイマイチイメージできないこともあるでしょう。
一方、動画なら実際の実験手順を映像で確認できるので、動きを確認しやすいです。繰り返し手順を見られるのもメリットですね。
兄弟姉妹も一緒に遊べて面白い
通信講座ならば実験キットの試薬などがもつ限りは、だれでも一緒に理科実験体験ができます。兄弟姉妹がいる子でも、追加料金なしで一緒に遊ぶことができます。
理科実験教材キットのデメリット
続いて、理科実験キット通信講座のデメリットを見てみましょう。
理科実験キットの通信講座を利用する際、デメリットになるのは大人のサポートがある程度必要という点です。
安全面について親がサポートする必要がある
理科実験キット通信講座は自宅で手軽に実験ができますが、実験に使う部品には細かいパーツや薬品などがあります。
キットは各対象年齢に配慮し安全性に注意して作成されていると考えられますが、使い方を誤れば危険なことも。そのため、大人の援助がある程度必要になってきます。
例えば、「こどもちゃれんじ」サイエンスプラスの説明には、「※安全のため、実験は必ず大人と一緒に行ってください。」という注意書きがあります。
参考URL:https://kodomo.benesse.ne.jp/ap/plus/step/#science
うまくいかない時の親のフォローが必要
理科実験は、説明された手順通りにやれば成功するというものではありません。むしろ試行錯誤を繰り返し、失敗の原因を突き止め、成功するという一連の体験が大切なのです。
しかし通信講座での理科実験は、失敗したときにフォローしてくれる先生がいません。
一人で工夫できる子ならよいのですが、何回かやってみてうまくいかないと「できない、やめた!」となってしまう子もいるかしれませんね。これを防ぐには、保護者が「こうしてみたら?」と提案し、一緒に考えてあげることが重要です。
理科実験キット通信講座は、安全面・うまくいかない時の2つの点で大人のフォローが必要になります。忙しい親御さんには少々負担かもしれません。ただ、子どもと一緒に実験の過程を楽しめる人ならこの点もデメリットとは言えないでしょう。
理科実験キットが毎月自宅に届く通信講座
理科実験教材キットの特徴が分かったところで、ここからは毎月・定期的に教材が届く通信講座を3つ紹介します。
調べてわかったおすすめポイントもまとめているので、通信講座選びの参考にしてください。
グルービーラボ
アメリカ発のグルービーラボは、STEM教育※を意識した理科実験キットです。
対象年齢は4歳以上だから、未就学児や小学校低学年の子供にもおすすめ。
この教材の魅力は配信動画が英語と日本語の両方に対応していることです。理科実験を楽しみながら、自然と英語に触れることができるという一挙両得な教材なんです。
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もう1つのおすすめポイントは、価格の安さと解約のしやすさ。
月額料金は税込み3,980円となっており、入会金は不要です。解約したくなったら、電話だけでなく会員ページからも手続できます。12カ月まとめ払いだと12%OFF、1カ月あたり3,480円、年間6,000円もお得!
年縛りなどがないので、1ヶ月だけ試してみるのもアリですよ。
※STEM教育
科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術(Art)、数学(Mathematics)の頭文字をとった教育の考え方。
ITに強く、自分で学び、考えられる人材を作るという目的を持っています。
⇒グルービーラボ【Groovy Lab in a Box】公式サイト
こどもちゃれんじ・サイエンスプラス
こどもちゃれんじは、進研ゼミで有名なベネッセの0~6歳向け通信教材です。
こどもちゃれんじは基本的にはことばや数など年齢と発達に合わせた教材を提供していますが、オプション料金を払うことで「こどもちゃれんじぷらす」という別コースを追加受講できます。
「こどもちゃれんじ すてっぷ」(4,5歳向け)「こどもちゃれんじ じゃんぷ」(5,6歳向け)に追加できるのが、「サイエンスぷらす」です。これは、2ヶ月に1回理科実験キットが届くコースです。
こどもちゃれんじの料金に1号あたり1,090円を追加して受講します。2カ月に1回なので、年額は税込み6,540円(年払いのみ可能)。
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※こどもちゃれんじ自体の月額料金は2,480円(年払いの場合)~2,980円(月払いの場合)になります。こどもちゃれんじを受講していない人でも「サイエンスぷらす」を利用できますが、料金は若干高くなり1号あたり1,676円です。
こどもちゃれんじサイエンスプラスのおすすめポイントは、幼児期から理科の実験を体験できることです。大人が付き添う必要はありますが、就学前から理科の楽しさに触れることができます。
すでにこどもちゃれんじを受講している人にとっては、リーズナブルに始められるのも魅力です。
進研ゼミ かがく組
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進研ゼミの小学2年生から4年生コースを受講中の方が申し込める「かがく組」(有償オプション)。
身のまわりの自然現象を、「自然」「社会」「文化」「科学技術」などテーマ別に学習。
さまざまなテーマの実験を楽しく行うことで、自分で考えて問題解決する力を育みます。
学研 親子で楽しむ科学実験講座
学研が実施している理科実験の通信講座です。3歳以上を対象にした「湯本博文の『親子で楽しむ科学実験講座』」(Aコース、Bコース)と、6歳以上を対象にした「親子で学ぶ科学実験講座アドバンス」(Cコース、Dコース)があります。
価格は税込み12,100円で受講期間は8ヶ月。どのコースも6つの実験コースが用意されています。
この講座のおすすめポイントは、対象年齢が幅広いことです。
幼児期~小学生まで楽しめる理科実験が用意されています。また他の通信講座とは違い、6つの実験コースがまとめて届くという特徴があります。
つまり興味がある実験から取り掛かったり、時間があるときに複数の実験をまとめて体験できたりするというわけです。
⇒親子で楽しむ科学実験講座(通信教育)アドバンスの詳細まとめ
子供の科学(キッズ向けサイエンス雑誌)
対象:小学校高学年・中学生向け
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