小学生に人気の「ロボット・プログラミング教室」では、ロボットを動かすためのプログラミングを学ぶことが出来ます。
ロボットプログラミングを学ぶことで中学受験が有利になると言われています。
では実際に子供の中学受験を考えているママ向けに、どういったメリットとデメリットがあるのかをご紹介します。
ロボット教室プログラミング教室はどんなところ?
ロボットプログラミング教室は、ロボットを動かすためのプログラミングを学習する場所です。
実際にロボットの組み立てを行い、そのロボットを動かすためのプログラミングを自分で組み立てていきます。
どのような動きのロボットを作るか、どういったプログラミングを組めばロボットが動くのか、エラーが出てしまったときはどこが間違っているのかを自分で考えてプログラミングをしていきます。
そのため、普通の学習塾よりも「自分で考える力」が身に着き、ロボットが正しく動くまで「やり切る力」も身に着くのです。
また、ロボットプログラミング教室では定期的な発表会が開かれています。そういった場所で「説明する力」も身に着きます。
中学受験のメリット
近年、中学受験が盛んになっています。都内では公立小の3分の2が私立中に通うと言われるほどです。
私立中学の受験内容は、公立中学校の中2~3年生の問題まで出題されるため、学習塾で受験勉強をする必要があります。
中学受験の問題の多くが、難しい問題をどのように工夫して解くか、ということが問われているため、ロボット・プログラミングで身に着けた「自分で考える力」や「思考力」が役立つのです。
自分の知っている公式で問題を解くにはどうしたらよいか考えるのは、ロボットプログラミングに通じるところがあります。
中学受験の理科の問題では「実験の結果を踏まえて自分の考えを書きなさい」といった問題が多く、理科の知識があっても自分の考えを書くのは大変で、つまづく子どもが多い場所でもあります。
しかし、ロボットプログラミング教室で身に着けた「状況を把握する力」や「説明する力」があれば、試験問題を解くことが出来ます。
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中学受験へのデメリット
中学受験では、学校よりも先行して勉強をする必要があり、子どもたちへの負担もとても大きいものです。
そのため、習い事を学習塾のみにして、他の習い事を辞めるという人も多いのです。
ロボットプログラミングは中学受験に良い影響を与えますが、教室に通う回数によっては子どもに負担になってしまうことも。
中学受験の勉強のメインは小学校4年生から6年生です。
なので、中学受験を考えている子どもをロボット・プログラミング教室に通わせる場合は、小学校低学年のうちに始めておくと良いでしょう。
小学校4年生以降は、子どもの負担を考えて、余裕があれば続ける。
大変そうならば一旦辞めることも考えながら、中学受験とロボット・プログラミングを両立させて行ければ、デメリットも少なく中学受験を成功に導くでしょう。
「プログラミング教室は中学受験に有利な習い事」まとめ
ロボット・プログラミングを勉強することで、3つの力が定着します。
「自分で考えるという思考力の定着 」「自分で考え、やり切る力」 「状況を判断し、説明する力」
この3つの力は中学受験をする上で大切なものなので、ロボット・プログラミングは中学受験に役立つと言えます。
子どもの負担を考えながら、低学年から学ばせておくと良いでしょう。